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  1. 岐阜市議会 1994-07-08
    平成6年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日:1994-07-08


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成6年第3回定例会(第3日目) 本文 1994-07-08 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 113 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長中村武彦君) 845頁 選択 2 : ◯議長中村武彦君) 845頁 選択 3 : ◯議長中村武彦君) 845頁 選択 4 : ◯議長中村武彦君) 846頁 選択 5 : ◯五番(田中信生君) 846頁 選択 6 : ◯議長中村武彦君) 853頁 選択 7 : ◯市長(浅野 勇君) 853頁 選択 8 : ◯議長中村武彦君) 853頁 選択 9 : ◯企画部長玉井康弌君) 853頁 選択 10 : ◯議長中村武彦君) 854頁 選択 11 : ◯助役原田邦彦君) 854頁 選択 12 : ◯議長中村武彦君) 855頁 選択 13 : ◯都市計画部長(林 正美君) 855頁 選択 14 : ◯議長中村武彦君) 855頁 選択 15 : ◯教育長後藤左右吉君) 855頁 選択 16 : ◯議長中村武彦君) 856頁 選択 17 : ◯五番(田中信生君) 856頁 選択 18 : ◯議長中村武彦君) 858頁 選択 19 : ◯助役原田邦彦君) 858頁 選択 20 : ◯議長中村武彦君) 858頁 選択 21 : ◯一番(森 由春君) 858頁 選択 22 : ◯議長中村武彦君) 864頁 選択 23 : ◯市長(浅野 勇君) 864頁 選択 24 : ◯議長中村武彦君) 865頁 選択 25 : ◯水道部長(坂野和美君) 865頁 選択 26 : ◯議長中村武彦君) 865頁 選択 27 : ◯土木部長(伊藤寿光君) 865頁 選択 28 : ◯議長中村武彦君) 866頁 選択 29 : ◯都市計画部長(林 正美君) 866頁 選択 30 : ◯議長中村武彦君) 866頁 選択 31 : ◯経済部長(新井一弘君) 867頁 選択 32 : ◯議長中村武彦君) 868頁 選択 33 : ◯一番(森 由春君) 868頁 選択 34 : ◯議長中村武彦君) 872頁 選択 35 : ◯市長(浅野 勇君) 872頁 選択 36 : ◯議長中村武彦君) 872頁 選択 37 : ◯二十番(亀山輝雄君) 872頁 選択 38 : ◯議長中村武彦君) 878頁 選択 39 : ◯都市計画部長(林 正美君) 878頁 選択 40 : ◯議長中村武彦君) 879頁 選択 41 : ◯税務部長(祐成荘介君) 879頁 選択 42 : ◯議長中村武彦君) 880頁 選択 43 : ◯水道部長(坂野和美君) 880頁 選択 44 : ◯議長中村武彦君) 880頁 選択 45 : ◯土木部長(伊藤寿光君) 880頁 選択 46 : ◯議長中村武彦君) 880頁 選択 47 : ◯助役原田邦彦君) 880頁 選択 48 : ◯議長中村武彦君) 882頁 選択 49 : ◯建築部長(辻  馨君) 882頁 選択 50 : ◯議長中村武彦君) 882頁 選択 51 : ◯二十番(亀山輝雄君) 882頁 選択 52 : ◯議長中村武彦君) 884頁 選択 53 : ◯副議長(矢島清久君) 884頁 選択 54 : ◯三十七番(船戸 清君) 885頁 選択 55 : ◯副議長(矢島清久君) 889頁 選択 56 : ◯市民部長(渡辺浩造君) 890頁 選択 57 : ◯副議長(矢島清久君) 890頁 選択 58 : ◯生活環境部長(吉村惠夫君) 890頁 選択 59 : ◯副議長(矢島清久君) 891頁 選択 60 : ◯福祉部長(浅野 寿君) 891頁 選択 61 : ◯副議長(矢島清久君) 891頁 選択 62 : ◯経済部長(新井一弘君) 891頁 選択 63 : ◯副議長(矢島清久君) 892頁 選択 64 : ◯都市計画部長(林 正美君) 892頁 選択 65 : ◯副議長(矢島清久君) 893頁 選択 66 : ◯新都市開発推進部長(山田多聞君) 893頁 選択 67 : ◯副議長(矢島清久君) 893頁 選択 68 : ◯土木部長(伊藤寿光君) 893頁 選択 69 : ◯副議長(矢島清久君) 894頁 選択 70 : ◯三十七番(船戸 清君) 894頁 選択 71 : ◯副議長(矢島清久君) 902頁 選択 72 : ◯市長(浅野 勇君) 902頁 選択 73 : ◯副議長(矢島清久君) 903頁 選択 74 : ◯市民部長(渡辺浩造君) 903頁 選択 75 : ◯副議長(矢島清久君) 903頁 選択 76 : ◯総務部長(奥村元宥君) 903頁 選択 77 : ◯副議長(矢島清久君) 904頁 選択 78 : ◯三十七番(船戸 清君) 904頁 選択 79 : ◯副議長(矢島清久君) 905頁 選択 80 : ◯市民部長(渡辺浩造君) 905頁 選択 81 : ◯副議長(矢島清久君) 905頁 選択 82 : ◯七番(藤沢昭男君) 905頁 選択 83 : ◯副議長(矢島清久君) 909頁 選択 84 : ◯理事兼市長室長(加藤 学君) 910頁 選択 85 : ◯副議長(矢島清久君) 910頁 選択 86 : ◯教育長後藤左右吉君) 910頁 選択 87 : ◯副議長(矢島清久君) 911頁 選択 88 : ◯都市計画部長(林 正美君) 911頁 選択 89 : ◯副議長(矢島清久君) 911頁 選択 90 : ◯農業委員会会長(上松 忍君) 912頁 選択 91 : ◯副議長(矢島清久君) 912頁 選択 92 : ◯七番(藤沢昭男君) 912頁 選択 93 : ◯副議長(矢島清久君) 915頁 選択 94 : ◯理事兼市長室長(加藤 学君) 915頁 選択 95 : ◯副議長(矢島清久君) 915頁 選択 96 : ◯議長中村武彦君) 916頁 選択 97 : ◯二十七番(服部勝弘君) 916頁 選択 98 : ◯議長中村武彦君) 921頁 選択 99 : ◯市長(浅野 勇君) 921頁 選択 100 : ◯議長中村武彦君) 922頁 選択 101 : ◯経済部長(新井一弘君) 922頁 選択 102 : ◯議長中村武彦君) 923頁 選択 103 : ◯総務部長(奥村元宥君) 923頁 選択 104 : ◯議長中村武彦君) 923頁 選択 105 : ◯交通部長(宇留野史朗君) 923頁 選択 106 : ◯議長中村武彦君) 924頁 選択 107 : ◯農林部長(中尾義晃君) 924頁 選択 108 : ◯議長中村武彦君) 925頁 選択 109 : ◯二十七番(服部勝弘君) 926頁 選択 110 : ◯議長中村武彦君) 929頁 選択 111 : ◯市長(浅野 勇君) 929頁 選択 112 : ◯議長中村武彦君) 930頁 選択 113 : ◯議長中村武彦君) 930頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開  議  午前九時十九分 開  議 ◯議長中村武彦君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長中村武彦君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において四十四番西垣 勲君、四十五番伊藤利明君の両君を指名いたします。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第二 第六十四号議案から第九 第七十一号議案まで及び第十 一般質問 3: ◯議長中村武彦君) 日程第二、第六十四号議案から日程第九、第七十一号議案まで、以上八件を一括して議題といたします。           ────────────────             〔議 案 掲 載 省 略〕           ──────────────── 4: ◯議長中村武彦君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第十、一般質問を行います。順次発言を許します。五番、田中信生君。    〔田中信生君登壇〕(拍手) 5: ◯五番(田中信生君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  市民クラブを代表いたしまして発言をさせていただきます。  会期を七月十八日までと決めた今定例会では、三十億七千八百八十五万一千円の本年度一般会計補正予算案など予算関係四件、条例関係一件、工事請負契約関係二件、その他一件であり、これらのほか専決処分の報告四、請願四などであります。全体的には公共事業追加補正の色彩が濃いわけでありますが、浅野市長はその提案説明の中で、市民が安全で快適に暮らせる生活環境をつくるため、道路及び河川、公園など、都市基盤の整備に重点を置いて編成したと述べられておられるのであります。例年でありますれば、今期定例会は補正予算のための議会として六月に行われていたものでありますが、周知のように国会での異常な状態で予算の審議が大幅におくれたためであることは申すまでもありません。そこで、この予算成立のおくれたことにより、地方財政への影響はと多くの指摘される事柄があるのでありますが、関連した質疑を用意しておりましたけれども、これまでの発言者がその多くをなされましたので、次の四点について質問をさせていただきます。
     まず最初に、交流人口とこれからの地域づくりについて、企画部長さんにお伺いをいたします。  先日、厚生省は平成五年の人口動態統計で、一人の女性が生涯に出産する平均の子供の数が、合計特殊出生率と言うそうですが、一・四六人で最低記録を更新したことを発表いたしました。また、半官半民のシンクタンク、総合研究開発機構がまとめた「我が国の出生率の変動要因とその将来動向に関する研究」では、合計特殊出生率は西暦二〇一一年以降、一・三〇で推移するという結果が発表されました。時を前後して、本年五月二十八日、第四次全国総合開発計画、通称四全総ですが、の総合点検をしている国土審議会調査部会の最終報告で、二十一世紀に向けて自然減を伴う人口減少地域が一層拡大し、長期的には全国のほぼすべての市町村で自然減状態になるという試算結果を踏まえ、地域活性化の側面から交流人口を重視していく考えが打ち出されました。この報告書の中で示された重要な視点といたしましては、一に、交流事業による活性化対策の成果を客観的に示す指標づくりが必要となる。二に、各種基盤整備に当たって、交流人口を考慮した需要に対する計画づくりが一層重要になる。三つに、かなりの市町村で自然減を伴う人口減少の時代を迎えると予測されることから、地域づくりにおける交流の意義が高まる。以上の三点に集約することができると言えます。  それでは、このような報告書が提出される中にあって、本市の状況はどうかといいますと、行政計画、とりわけ総合計画や長期計画を策定する際、最大の計画、立案上のフレームとなるものはまさに人口であります。現在、本市は第三次総合計画の計画期間中であり、この三次総の基本計画における人口フレームは平成七年の夜間人口四十三万人を設定いたしております。しかし、平成二年の国勢調査では四十一万三百二十四人で、前回昭和六十年の国勢調査人口を下回る結果となりました。さらに平成六年五月三十一日現在の住民基本台帳と外国人登録から算定した人口は、四十万九千六百四十八人であり、四十一万人台を割っている状況であります。  本市の人口動態は、従前より自然動態はプラス状態を保っておりますが、昭和四十五年ごろより社会動態が恒常的にマイナス値を示すようになり、近年特に自然動態のプラス値が減少していることにより、社会動態のマイナス値がこれを上回り、全体でマイナス状態となって、このような人口の減少傾向に至っているわけであります。しかし、自然動態のプラス状態についても楽観視できない状況となっております。といいますのは、先ほど申しました合計特殊出生率の岐阜市の値は、昭和六十三年一・五二、平成三年には一・四四、平成四年一・四三と下降してきており、今後も自然動態がプラス状態で推移することは、大変危ぶまれる状況に至っております。このような状況では、三次総で設定した人口フレームには到底達成できないことは明白であります。  そこで、私は、かねてからこのような人口の減少あるいは人口構造の変化が進む中、地域振興、地域経営戦略はどうあるべきかについて大変強い関心を持っております。現在、企画部において新たな総合計画、第四次総合計画ですが、を策定中でありましょうが、以上のような人口の減少が今後も継続することが予測される中で、活力ある岐阜市を創造していくには、今までどおりの夜間人口の拡大を追い求めていく発想から、新たな指標としての交流人口の拡大を目指した町づくりを進める発想へ転換していくことが必要であると確信いたしております。交流人口という言葉の定義は、現在まだ明確な確立はなされていませんが、概念といたしましては昼間人口のベースとなる通勤・通学人口、商圏をあらわす指標としてのショッピング人口、週末型など反復日常性の比較的強いものから、長期滞在、非日常性の高いものまで幅の広い観光リゾートレジャー人口、岐阜市が現在目指しているコンベンション等の開催によるコンベンションイベント人口など、さまざまなものが考えられます。これらの交流促進を図ることにより、人が集い、情報が行き交い、連帯し合い、新しい知恵が生まれます。そのことにより新しい商品サービスなどの創造を可能にし、都市づくりの大切な柱である産業の振興に大きく寄与することになります。以上のように、交流人口は地域づくり戦略の構築に大きなインパクトを与える要素を秘めており、新しい地域活性化の政策視点であると考えております。この点について、新たな総合計画の策定段階でどのようなお考えをお持ちなのか、また、どのような取り組み方をお考えになっておられるのかをお伺いするものであります。  次に、業務委託の見直しについて答弁を求めたいと思います。  四十一万人の市民を有する岐阜市の業務は、大変広範囲にわたり、非常に専門的なものから単純作業のようなものまでさまざまなものがあります。そして、このうちかなりの多くの業務が市の仕事でありながら、直接市職員の手ではなく業務委託という形で行われております。この中には、施設の管理や設計の委託、各種調査や計画の策定の委託、あるいは現場の作業の委託などいろいろなものがあるわけであります。業務の民間委託は、さきの全国的な行政改革の中でも、民間の効率的な運営による行政の人件費節減のために積極的に進められてきました。私は、業務委託そのものに反対というわけではなく、そのあり方に少し疑問を持つものであります。それは少し安易に委託し過ぎているのではないか。また、多過ぎるのではないかと思うのであります。長引く不況、円高などの経済事情の中、民間企業では今生き残るための徹底的な業務のあり方を見直し、経費の節減に必死の努力をしております。業務委託の中には、現在の職員で努力すれば吸収できるものがあるのではないか。あるいは何のために委託するのか、期待された成果が得られるのか、また委託料などはどのように算出したのか。もう一度原点に戻って考え直す必要があると思うのであります。  以上のような状況を踏まえ、今後業務を委託するときにはどのように対応されるのか、国や他都市の実態をよく御承知の技術助役さんにお尋ねをする次第であります。  続いて、長良川右岸道路整備についてであります。  岐阜市の長良橋周辺地域は、歴史を秘めた緑美しい金華山と鵜飼の開催地として古くから全国的に名をはせた観光地の拠点であります。しかしながら、近年においては鵜飼を中心とした岐阜市への観光客の誘致も減少の傾向が見られ、コンベンション都市、観光都市を目指す岐阜市といたしましては、早急なその打開策を打つ必要性に迫られているというわけでありまして、さまざまな方策が論議されてきたところでもあります。このため県や市当局におかれましては、長良川、金華山の良好な自然的資産に恵まれた長良地区において、近年メモリアルセンターを核とし、未来会館、長良中学校跡地で長良川メッセの建設が着手されており、また岐阜城周辺では、岐阜公園の再整備を含めた新しい町づくり構想に基づいて各種事業が展開され、コンベンション、観光都市岐阜の拠点ともいうべき町づくりを進めておられると理解しております。しかし、これらのコンベンション都市、観光都市としての資源、施設の整備が充実なされても、この施設へのアクセスする交通体系が確立されていなくては、当初の目的は困難であり、また障害ともなっているのであります。具体的に申しますと、例年メモリアルセンターで開催されますプロ野球、Jリーグサッカー等の開催時には、同地域周辺で駐車施設や道路整備が不備のために、違法駐車や交通渋滞が発生し、付近の住民からはその対策が強く要望され、また議会でもたびたび取り上げられたところでもあります。このように、同施設や現在建設中の長良川メッセ等を利用したイベントが今後とも開催されるたびにこのような事態が発生することが大いに予測されますので、この対策をいかに行うかがコンベンション都市、観光都市を、また快適な都市環境を目指す岐阜市にとっては大きな課題であると認識するところであります。すなわち、現在これらの施設周辺には主要道路といたしまして都市計画街路岐阜環状線、長良-糸貫線、福光-菅生線、東島-高富線、一般国道二五六号線、主要地方道岐阜-美濃線等があり、また東海環状道路の計画も今年度新聞発表されたところでありますが、これらの道路の整備状況は、岐阜環状線については長良真福寺、堀田地区では区画整理事業で整備実施中、東島-高富線については、長良西校区で整備実施中、長良-糸貫線、福光-菅生線については一部着手と聞き及んでいますので、近年中にはある程度の道路整備が完了し、周辺の道路事情も大きく改善されるものと期待しているわけであります。しかしながら、岐阜-美濃線についてはいまだ検討中の段階であるように伺っており、特にこの岐阜-美濃線につきましては、起点周辺の長良地区において前にも述べましたように、観光岐阜の拠点でありますが、道路幅員が非常に狭隘の上、最近は特に通行する車両も大変に多くなり、交通のネックともなっており、かつまた観光シーズンにはこの道路を利用した観光客の乗降や、また鵜飼観覧船への乗降時に通過車両と観光客がふくそうし、危険な状態にあるのであります。また、長良川の増水時には、道路が冠水するため通行どめされることもしばしばあります。  そこで、都市計画部長さんにお尋ねをいたしますが、この岐阜-美濃線の道路整備についてどうお考えになっているのか。特に旅館街前の道路を長期的には河川改修事業と整合をとったスーパー堤防化が考えられますが、それまでの間の道路をどのように整備をされていかれるのかをお答えいただきたいと思います。  終わりに、軽スポーツ、フラットゴルフについてお尋ねをいたします。  フラットゴルフの振興についてであります。  今から六年ほど前、三里校区で誕生したフラットゴルフは、ゴルフとゲートボールをミックスしたような軽スポーツであります。昨年九月から十月にかけて、地元三里校区のほか、華陽、則武、加納、城西、厚見などの校区からおよそ百三十人が参加して、第二回フラットゴルフ大会が開かれました。この愛好者は三十代からお年寄りまで、男女を問わず幅の広い層があり、最近では三里北公園での昼間利用のほか、陽南中、華陽小、三里小、城西小などのグラウンドではナイターで毎週楽しまれているほど年々愛好人口が増加しており、フラットゴルフ協会の参加者は二百有余名に膨らんだと聞いております。初心者や上達の遅い人ほどプレーする機会が多く、上達に差ができにくい弱者に優しいスポーツでもあります。用具は長さ一メートルの柄の先端に木のたたく部分を取りつけたスティックと、直径五センチのプラスチックカラーボールで、コートは縦二十メーター、横十五メーターの長方形で、六コートをパー五〇で回ることを標準としております。スポーツ経験のない人でも飛ぶ距離が短く、何も知らない人でも最初からプレーが楽しめる、心と体のスポーツとも言えます。だれにでもすぐでき、レクリエーション気分で楽しめ、健康づくりに活用でき、一チーム四、五名の編成の合計得点のプレーと、個人でも参加できるこのフラットゴルフは高度な技術は必要なく、プレーそのものも体力を余り必要としなく、六コートを一巡する時間はおよそ一時間。伸び伸びと楽しみながら、一ゲームをホールアウトするときには、約三千八百歩程度の運動量だとも言われております。愛好の輪が大きくなってきた今日、来る九月四日には島南運動場において、第一回目の岐阜市民フラットゴルフ大会と銘打って、大きく前進する機会をも得ることができました。  近時、特に盛んになった軽スポーツはインディアカ、グラウンド・ゴルフ、ディスクゴルフ、ターゲット・バードゴルフ、バウンドテニス、ペタンク、パターゴルフなど七種目が県の取り上げた普及種目とされ、そのほかにソフトバレーボール、フリーテニス、シャフルボードなど、いろいろ十種目があると聞いてもおります。これらに関連し、県内に事務所を持つ軽スポーツ関係団体がレクリエーション協会、インディアカ協会、ソフトバレーボール協会、ターゲット・バードゴルフ協会、バウンドテニス協会、ペタンク協会、そしてフラットゴルフ協会とがあるようであります。  去る五月三十一日、第十五回岐阜市スポーツレクリエーション祭の結果報告がなされました。これは過ぐる二十九日、長良公園や市総合体育館など、市内の十会場で開かれたゲートボール、バレーボール、ミニテニス、バドミントン、ラージボール卓球、ウオークラリーなどに延べ三千人が参加したというものであります。ことし九月に開催される予定の県スポーツレクリエーション祭に参加する軽スポーツの種目は、昨年の十六から十八へとふえるようであり、年々歳々着実にその輪が広がっているようであります。が、平成十年には、岐阜県が第十一回全国スポーツレクリエーション祭の開催地になります。国体が一万五千人規模、高校のインターハイで二万人規模の大会ですが、この全国スポーツレクリエーション祭には約三万人が集まるとも言われております。もちろん岐阜市が主会場になるわけですが、その折にはオープン種目としてでも、岐阜市で生まれたこのフラットゴルフを胸を張って全国から参加した皆さんに披露したいと思うのは、今熱心にフラットゴルフを愛し、楽しみ、仲間をふやしつつある皆さんの真摯な願いでもあります。いつでも、どこでも、だれにでもできる軽スポーツ、そこにはさわやかな汗と笑顔があります。続けて愛していくことで、生涯スポーツにもつながります。これについて、どのようにお考えになっているのか、教育長時代から大変関心をお持ちであった市長さんと教育長さんの所感をお伺いするものであります。  以上で第一回の質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長中村武彦君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 7: ◯市長(浅野 勇君) 岐阜市で生まれて、岐阜市で育ったこのフラットゴルフの普及振興について、常日ごろから議員には大変御尽力いただいておりますことに対しまして、まずもって敬意を表したいと思います。  私といたしましても、以前からこのフラットゴルフに関しましては大変関心を持っておる一人と思っております。今回九月にこの第一回の市民フラットゴルフ大会が開催されると伺っておりますが、この大会が盛大に開催され、盛会をおさめられることによって、これを契機に一層発展、振興されることを切に願うものでございます。頑張ってください。よろしくお願いします。 8: ◯議長中村武彦君) 企画部長、玉井康弌君。    〔玉井康弌君登壇〕 9: ◯企画部長玉井康弌君) 交流人口につきましてお答えを申し上げます。  現在、策定作業を進めております岐阜市第四次総合計画におきましては、議員御指摘のとおり人口の減少が懸念される中において、いかに活力ある岐阜市を創造していくかを眼目に努力をいたしておるところでございます。  私どもは町の活力を測定するバロメーターの一つとして人々の交流、すなわちにぎわいであると考えております。そこで、次期総合計画においてはこのにぎわいを創出するため、岐阜市が持つ地域固有資源を最大限に活用し、さらに多くの人々の交流が始まる町づくりを目指してまいりたいと考えております。にぎわいを創出することは、ただ単に多くの人が交流するだけでなく、新たな産業を発生させる可能性を大いに秘めており、地域経済の活性化を促進する効果も期待できるものでありますし、やがては定住人口にも及んで、定住人口が増大していくことを期待したいと思っております。  幸い、本市は名古屋までJRで十八分、東京へは新幹線とJRで二時間半弱、大阪へは約一時間半ぐらいで行ける所でございます。名古屋空港まではバスで約一時間、こういう地理的要件もあるわけでございますし、東海環状自動車道が完成をいたしますと、さらに交流圏が拡大していくということでございますので、地理的好条件都市でありますし、長良川、金華山に代表される美しい自然環境、先人が守り育ててきました伝統産業、鉄道高架を含む駅周辺の再整備、さらには現在建築を進めております仮称・長良川国際会議場など、交流人口を拡大させていく素材は十分に持ち合わせておるわけでございます。今後これらの価値観をさらに高め、個性と魅力ある都市をいかに創造していくかが総合計画に求められている課題であると認識いたしまして、策定に当たってまいりたいと存じます。  以上でございます。 10: ◯議長中村武彦君) 助役、原田邦彦君。    〔原田邦彦君登壇〕 11: ◯助役原田邦彦君) 市の業務につきましては、本来市の職員が行うのが原則であると考えておりますが、委託の方が経済的であるとか、明らかに質の高い成果が得られるというようなメリットがあれば、当然委託をすることになってくるわけでございます。  御指摘の業務委託に関するいろんな諸点につきましては、私もほぼ同様に感じているところございますので、市の職員で本当に執行ができないものなのかどうか、委託の効果は何をねらっているのかとか、経費の比較がどうなっているのかというような諸点をきちんとチェックいたしまして、容易な、あるいは漫然とした委託をしないように見直す必要があろうと考えているところでございます。  さらに、そういった見直しの中で業務委託が適切であると判断されます場合でございましても、その目的とか効果等がきちんと所期の考えているとおりなされているかどうかを、委託元としてもきちんと委託先をコントロールしていくというようなことも必要であろうと思っているところでございます。こういったような考え方で、今後職員の指導をしてまいりたいと思っております。 12: ◯議長中村武彦君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 13: ◯都市計画部長(林 正美君) 長良川右岸旅館街の道路改良についてお答えを申し上げます。  長良川右岸の旅館街を通る道路についてでございますが、この道路は県道が主要地方道岐阜-美濃線に昇格されたのと、都市計画道路・長良-古津橋線が一部重なった道路でございます。しかし、主要地方道はグランドホテル前から西へ向かった旅館街の前で、都市計画道路は旅館街北側の堤防上にあります。市といたしましても鵜飼への影響、また幅員の狭小による交通渋滞等、対策に大変苦慮しているところでございます。以前からこの都市計画道路であります長良-古津橋線は、県事業といたしまして旅館北側で改良していただくよう要望しているところでございます。したがいまして、今後さらに要望するとともに、河川法上などクリアしなければならない問題もございますし、鵜飼の問題もありますので、岐阜市といたしましても地元説明等、事業推進に積極的に県に協力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 14: ◯議長中村武彦君) 教育長、後藤左右吉君。    〔後藤左右吉君登壇〕 15: ◯教育長後藤左右吉君) 御指摘のように、この軽スポーツが非常に市民にとって大切なものであることを私どもも認識しまして、その環境づくりに鋭意努力しているところでございます。そうした中で、先ほど市長も答弁いたしましたように、岐阜市で生まれ育ったニュースポーツであるフラットゴルフの愛好者が年々着実にふえていること、これは大変喜ばしいことだと思っております。このフラットゴルフが生涯スポーツとして、今後も広く市民の間に定着することを願うとともに、平成十年、岐阜市を中心にして開催されます全国スポーツレクリエーション祭、せめてそれのオープン種目にでも採用されますことを、私どもも一緒に期待しているところであります。  以上でございます。    〔「議長、五番」と呼ぶ者あり〕 16: ◯議長中村武彦君) 五番、田中信生君。    〔田中信生君登壇〕 17: ◯五番(田中信生君) それぞれ答弁をいただきました。  まず、交流人口についてでありますが、先ごろ国土審議会で打ち出された国土計画の策定では、交流人口は、その地域を訪れる人がどれだけいるかに着目しまして、町の元気さですね、元気度といいましょうか、それと行政需要をはかる物差しとして考えているようであるわけです。国土庁では、交流の程度を滞在、あるいは居住する期間で分類する案を検討中であります。住民や単身赴任など、数年から数十年の間居住する第一種。それから大学生や出稼ぎなどで、数カ月から数年間居住する第二種。それから別荘やホテルの滞在客、ビジネス客など、数日から数カ月滞在するものを第三種。観光客のように、一日か数日間滞在するのを第四種というふうな分け方でありますけれども、交流人口が新たな指標として定着するにはさまざまな課題も多いと思われるわけであります。しかしながら、岐阜市にとっても、先ほど部長も言われましたが、やっぱり定住人口の増加に対する政策というものは忘れてならない事柄であると私も思います。答弁にもありますように、にぎわいをつくり出すことは、多くの人々が交流するだけでなく新たな産業を誘発する可能性、それから地域経済の活性化を促進する効果も期待されるわけであり、また現在、策定を進められている岐阜市の四次総計画の中に大いに生かしていただきたいと思います。そのように要望しておきます。  次、業務委託の件でございますが、お答えいただきましたように、委託元としてのコントロールを今後に生かしていただきたいと思うのでありますが、ちょっと簡単で結構ですが、質問をしたいと思います。  他都市と比較して、この岐阜市の業務委託は多いと思われるかどうかということが一つ。  それから二つは、多いとすればどのような部分なのか。また、職員でなし得る部分があるとすれば、どんな部分なのか、わかる範囲で結構ですが、お答えいただければと思います。  長良川右岸道路でございますが、この件については今までにも幾度か話題となってきたことであります。この路線整備によって、川沿いの旧道が大きな観光資源というふうにもなるわけでございます。県事業として、この整備は承知しているところでありますけれども、ついこの間、きのう終わった県議会でございますが、関連質問で知事及び土木部長は、国や岐阜市と調整を図って整備を進めていきたいと前向きの答弁をしているわけでございます。せっかくのチャンスでもあると思いますので、この際県ともより積極的な協議を持っていただいて、より前進をしていただきたいと思います。要望にとどめます。  フラットゴルフについてであります。  市長さんも、教育長さんも、大変御理解のあるお励ましのお答えをいただいたというふうに理解しております。九月四日の第一回のですね、岐阜市民フラットゴルフ大会には、市長さんにも名誉会長ということで御参加もいただけるという段取りになっているようであります。これを機会にですね、関係する皆さんも大きな力を得て、大きく飛躍してくださることと思います。日常のスポーツレクリエーション活動を積極的に取り入れ、生涯スポーツを継続的に実践できる環境づくりへの努力を期待するものであります。  以上で再質問を終わりますが、原田技術助役さん、一つ、済みませんそれだけお願いをいたします。   以上です。 18: ◯議長中村武彦君) 助役、原田邦彦君。    〔原田邦彦君登壇〕 19: ◯助役原田邦彦君) 業務委託につきまして、特に各市の委託量がどうなっているのか、その分野がどうしておるのかという、そういう統計処理をしたものがあるのかどうか存じ上げておりませんし、私自身やったことございませんので、定かにお答えすること非常に困難でございます。恐らく業務委託の背景といたしましては、その町の成立した背景であるとか、人口の動態の増減の様子であるとか、さらには市民のニーズがどういうような特徴を持っているのか、さまざまな背景の中でなされているところございまして、一概に、仮に統計処理いたしましても、多い、少ないというように決めつけるのは困難ではないかというふうに感じておるところでございます。  印象といたしまして、岐阜市の業務委託、これにつきましても過去の市民ニーズであるとか、数々の施策の積み重ねの中で出てきているもの多うございますが、印象として申し上げるならば、施設の管理面について非常に業務委託が安易になされているのではないかなという印象を持っている部分がございます。先ほど、抽象的、一般的にお答えさせていただきましたが、これからはやはりそういったような、過去のやっていること、これをきちんと点検しながら、新たに漫然と、昔やっているから、そのまま同じように続けていけばいいんだということではなく、今申し上げました印象が正しいかどうかも含めまして、じっくり勉強してまいりたいと思っているところでございます。 20: ◯議長中村武彦君) 一番、森 由春君。    〔森 由春君登壇〕(拍手) 21: ◯一番(森 由春君) お許しをいただきましたので、発言通告に従いまして日本社会党議員団社民クラブを代表して順次御質問をしたいと思います。社民クラブとして初めての議会でございます。中村団長、市川議員、そして村瀬議員、私と四人で社民クラブを結成をいたしました。したがいまして、ただいまから社民クラブを代表して質問をさせていただきます。    〔私語する者あり〕  まず最初に、国の公共料金、年内凍結方針に伴う岐阜市の水道料金改定諮問の見送りについて御質問をします。  国が、去る五月中旬、高速道路料金、公団住宅家賃の公共料金年内凍結の方針を打ち出したことは、既に御存じのとおりであります。公共料金は生活に密着したものであり、消費者、市民にとりましては、選択の余地なく、その値上げの与える影響は大変大きく評価するところであります。  さて、本市にも県を通じて国から協力要請があったところでありまして、市長は去る六月七日岐阜市公営企業経営審議会において、水道料金の改定について現時点における諮問の見送りを表明されたところであります。また、他都市を見ましても、やむなく協力というケースが多いような状況であります。苦しい財政状況を抱えながら対応に苦慮しているとのことであります。本市の水道料金につきましては、従来からの上水道は昭和五十七年一月に改定実施され、今日まで来ております。一方、昭和六十二年度に統合した旧簡易水道については、料金格差是正も含め料金改定を行いました。平成四年四月から現行の料金となっております。本市の水道事業の財政状況を見ましても、平成五年度は三億三千万円の赤字で、累積赤字約一億一千万でありました。さらに平成六年度の予算では、三億九千万余の増加という見込みであります。累積赤字は五億四百万程度になる見込みであるとのことであります。その財政状況は厳しいものと受けとめているところであります。そのような状況にありながら、今回市長が水道料金改定の諮問を見送られましたことは、一定の評価はすべきところと考えております。  そこで、市長にお尋ねをいたします。  今回の国の一方的な公共料金凍結を受けて、水道料金改定の諮問を見送られましたが、地方主権が強調される今日、地方の行政財政計画は市長の責任で行うべきと考えているが、市長はどのように受けとめられているのか、御所見をお尋ねします。  また、本市の水道事業は旧簡水地域の大幅な受け入れに伴い、施設の老朽化、管網が不十分、配管がえなどの大きな投資が必要であります。以上のような歴史的な経過に加え、岐阜市の定住人口増加という大きな課題もあります。さきの都市計画審議会においても、良好な宅地、市街地形成、環境整備、土地の高度利用、市街化区域の拡大、区画整理事業、地区計画により良好な市街地の誘導などにより、計画的な市街地整備が進められようとしています。快適な住環境を形成するには、管網整備など新規資本投下が必要などなど、諸問題が必然的に派生してまいります。このような企業を取り巻く財政状況では、これらの事業に大きなブレーキがかけられるのではないかと思うところであります。また、前回の改定から十二年が経過し、その上に年内の凍結となると、さきに述べた累積赤字がより拡大し、次回の改定は大幅な料金改定になりはしないかと懸念するものであります。その心配はないのか、以上、市長にお尋ねをいたします。  同時に、大変厳しい財政状況でありますので、料金改定を見送られたことによって、水道事業にどのような影響が考えられるのか。また、今後の拡張及び整備など、計画的なおくれについて事業担当部であります水道部長にお尋ねをします。  次に、第六十四号議案に関連をしまして、土木費、都市小河川改修事業費六億三千五百万、これは天神川と荒田川の補正予算が出されていますが、そこで天神川について土木部長にお尋ねをします。  天神川は岐阜市の北部の百々ケ峯を源として、市街地を西へ貫流し、鳥羽川に合流する一級河川約三・五キロであります。上流には大規模団地があり、流域では土地区画整理事業が進行中であります。今、岐阜環状線道路の事業も進み、今後発展しつつある地域であります。したがって、都市化による雨水の流出機能の変化、保水能力の低下による一部地域では浸水被害ももたらしているところから、昭和五十七年度より、国、県、市が事業に着手され、浸水被害の防止、あわせて都市基盤整備を図るための現在も事業が進められているところであります。環境整備事業、すなわち天神川プロムナード構想、岐阜駅から高富線下流についての区域でございますが、川の流れや水辺は心を和ませる都市空間、市民が自由に水辺に近づき、水に触れることのでき、また散策道には各種の樹木が植栽され、修景橋五橋など、周辺整備もされ、市街地における景観を考慮された周辺環境整備が図られ、地域住民から喜ばれ親しまれているところであります。しかし、今、上流で行われている改修事業によって、自然環境や生態系が変わり、従来からすんでおります魚類の生息にも影響を及ぼすため、地域の市民団体等が、貝類、魚類、昆虫類などを別の場所へ移されています。ヤゴとかトンボの幼虫、メダカ、タニシ等々であります。地元校区では諸団体に呼びかけ、今地域全体の環境を考えて、地元が行動をしなければと、市当局にも数々の要望が出されています。また、環境対策協議会を設置されるとのことでありますが、基本的には治水事業でありますが、市街地を流れる中小河川であり、環境面にも地域住民の要望を最大限配慮されたいと望むものであります。  そこで、土木部長にお尋ねしますが、隣接する一楽公園付近の今後の事業計画はどのようになっているのか。また、地元などとの話し合い、説明、そういう中で地元には理解をされているのか、その点についてお尋ねをいたします。  次に、交通安全対策でございますが、自転車歩行者道の設置、従来はこれは土木部長でございますけれども、この地域については都市計画部長にお尋ねをいたします。  第二次交通戦争とも言われるように、毎日、新聞、ラジオで報道されているように、事故のない日はなく、全国各地でも交通事故による死者は、本年度もついに五千人を突破したという悲しい報道を聞くわけであります。本市においても道路危険箇所の改良、違法駐車禁止条例、これは七月十五日から施行されるわけですが、そのほか駐車場案内システムの整備事業など安全対策が講じられていますが、現状はなかなか事故はなくならない状況であります。その一つであります交通安全施設整備、自転車歩行者道路設置事業につきましても、六条-鶉、福富-溝口線、合渡一号線の三路線に一億五千万余が提案されており、市当局におかれましても交通安全対策に鋭意努力されていることは認めるものであります。しかし、市中心街地へ郊外アクセスする幹線道路においても、まだ要未整備箇所が数々存在しています。その対応が急務と考えられるところであります。  そこで、都市計画部長にお尋ねをします。  県道岐阜駅-高富線・長良橋通りでございますが、ほとんどの区域が自転車歩行者道は設置されているのに、大宮陸閘から萬松館北までの区間が設置をされていません。これは私は都市計画決定がされていると思うんですが、御存じのように、この地点は岐阜市北部、東部より市街地に至る主要経路のため、朝夕のラッシュは交通量も多く、また長良川北部には高等学校が多いため自転車による通学生も多く、非常に危険な箇所であり、早急に自転車歩行者道の設置を含めた道路改良が必要と思いますが、改良計画があるのか、また計画があるのならいつごろになるのかお尋ねをいたします。  続いて、公園内における砂場の衛生管理についてお尋ねします。  本市においても、都市計画とあわせて居住空間、憩いの場所として公園整備が進められています。その管理もまた大変であるとは思いますが、先日、私はNHKのテレビを見ておりまして大変ショッキングな報道がされました。それは静岡市における事例として、公園内の砂場における衛生問題についてであります。砂場の犬、猫の回虫卵と大腸菌の検査をした結果、地域によっては異なりますが、回虫卵が三〇%から五〇%、大腸菌については七〇%もの公園の砂場から検出され、驚くほどの汚染されていることでありました。その原因は、主に犬、猫、ハトなどの鳥類のふんであるということであります。その結果、静岡市では砂場の衛生対策として試験的にシートをかぶせ、水蒸気を三時間ほど噴射したところ、深さ五十センチほどの所で九十五度以上の温度となり、大半の菌が死に非常に効果があったとのことです。また、薬剤を使用する方法もあるわけですが、薬剤を使う場合は薬が残留する等の危険性があるのでと、このこともあわせて報道をされておりました。  そこで、都市計画部長にお尋ねしますが、現在本市に開設されている公園は三百五十四個のうち二百四十八カ所と、大半の公園が砂場が設置をされていると聞いております。このほか、市民体育課所管の子供の遊び場は二百八十四カ所あり、そのうち百三十二カ所に砂場があります。子供たちにとっては貴重な遊び場であり、抵抗力の弱い幼児などの遊び場でもあります。その砂場の汚染問題について、どのように対処されているのかお尋ねをします。  また、今後の取り組みについてお伺いをします。  最後に、鵜飼観光について経済部長にお尋ねをいたします。  岐阜市の観光については、特に伝統の鵜飼観覧船乗船客の減少については、従来からいろいろとこの議場でも論議をされているところでありますが、なかなか決め手となる得策がありません。そこで、昨年から庁内に岐阜市観光施設整備検討委員会が設置をされ、委員は各課の職員であります。伝統を誇る長良川の鵜飼を初め、本市の豊かな観光資源を生かした将来に向かって岐阜市の観光はいかにあるべきか一年間真剣に検討をされ、このほどその検討委員会から検討結果が発表されました。この立派なものでございます、大分。検討内容は、鵜飼を初め岐阜城を中心にした金華山、長良川などの観光資源、観光施設などを現状を分析し、それにあわせて提言がされています。岐阜市の観光の充実はコンベンション都市岐阜市として重要であると思うわけであります。各員のこの御努力と御苦労に感謝するものであります。今言いましたように、内容には長良川の鵜飼の質の向上とか、通年型複合施設、例えば、伝統の館の建設をして伝統文化の拠点としてはどうかとか、金華山を中心に岐阜公園、長良川河畔の整備などいろいろと提言が報告をされています。非常にこの検討内容、提言を今後も生かして、全庁的な取り組みとして努力されるよう望むものであります。  岐阜長良川の鵜飼は船上での待ち時間が長い、内容がいまいち物足りないことなどなどいろいろと指摘をされているところでありますが、昨今の新聞報道で知るところでありますが、観光課が鵜飼改革元年と銘打って、数々の内容改善策を打ち出されて質の向上、思い出に残る鵜飼をとしておられるようですが、具体的にどのような対策を実行されておられるのか、経済部長にお尋ねします。  また、長良川河畔を利用しての計画もあるやに聞いておりますが、あればお聞かせをいただきたいと思います。  もう一点、平成五年度の鵜飼観覧船乗船客は二十万七千三百人余でありました。前年度に比べて一六・五%の減少となっているが、本年度の今日現在の乗船客状況はどのようになっているのか。また、今後の見通しについてもお尋ねをしておきたいと思います。  以上で第一回の質問を終わります。(拍手) 22: ◯議長中村武彦君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 23: ◯市長(浅野 勇君) 水道料金改定諮問見送りについてでございますが、今回岐阜市公営企業経営審議会への水道料金改定の諮問を見送ったわけでございますが、水道水を安定して供給していくためには、水道の維持管理あるいは施設の整備など財源が必要であり、料金改定を行うべき財政状況に来ておりまして、議員御指摘のとおり、水道事業の財政状況は大変厳しい状態であります。しかし、国における公共料金年内凍結の方針、あるいは経済不況と言われる現在の社会経済の状況等に配慮しまして、現時点においては諮問を見送らざるを得ないと総合的に判断したものでございます。  なお、地方自治、殊に政府が地方の実態把握に不十分だったことは大変遺憾に思っておる次第でございます。  次に、料金改定時における凍結時の赤字分の上乗せについてでございますが、できる限り経費の節減を図りまして、赤字を少しでも少なくするように努めてまいりますが、限度があろうかと思います。しかし、安定給水を図っていくには、施設の維持管理や老朽管の布設がえ等の施設整備にも努めていかなければならないことも実情でありまして、これがために赤字分が次回の改定時に上乗せされることになりますが、効率的な事業運営に努めまして、利用者の皆さんの御負担を極力少なくするように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 24: ◯議長中村武彦君) 水道部長、坂野和美君。    〔坂野和美君登壇〕 25: ◯水道部長(坂野和美君) 水道事業は御指摘のとおり非常に厳しい財政状況でございます。しかし、先ほど市長から答弁がありましたとおり、見送らざるを得ない状況との判断のもとに諮問を見送る結果となったわけであります。  水道事業者としましては、良質の水道水を安定して供給していくことが責務でありまして、このことへの影響がないように企業内努力をいたしまして、より効率的な事業運営に努め、今年度内の赤字幅を極力抑えるように努力してまいりたいと考えております。  また、今後の拡張あるいは整備の事業計画への影響についてでありますが、将来にわたって効率的な事業運営を図ることから、実施計画の一部について若干の見直しも必要になるかと思っております。しかし、料金改定の見送りにより、おくれが極力生じないように努めてまいりたいと考えております。 26: ◯議長中村武彦君) 土木部長、伊藤寿光君。    〔伊藤寿光君登壇〕
    27: ◯土木部長(伊藤寿光君) お答えします。  天神川改修についての御質問でございますが、一楽公園付近の護岸工事につきましては、水辺へおりられる幅三メーター程度の階段を施す計画であり、これにつきまして地元を初め、土地区画整理事業者等関係者と十分協議し実施していきたいと考えております。  以上でございます。 28: ◯議長中村武彦君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 29: ◯都市計画部長(林 正美君) 都市計画道路岐阜駅-高富線の交通安全対策についてお答えをいたします。  未整備地区でございますこの岐阜駅-高富線の大宮町の道路改良についてでございますが、道路の改良は現在県事業として進められております。平成五年度には現況測量を実施され、それに基づき計画案が立案されました。平成六年度中にはこの案に基づき、関係機関との協議、丈量測量を行い事業の進捗を図っていきたいということを承っております。市といたしましては、同事業にできる限り事業推進を図ってまいりたいと考えております。  次に、公園内におきます砂場の管理でございますが、公園内における砂場の衛生管理につきましては、平成四年ごろから全国的な問題となり、本市におきましても関係する機関と協議、監視カメラ等を設置するなど、実態調査を行ったり、他都市の状況を調査してきたところであります。また、民間におきましてもいろいろと研究開発され、特殊な砂を利用することによって、大腸菌やら犬、猫の回虫卵に効果がある砂が開発されておりますが、価格が非常に高く、まだ実用の状況に至っておりません。本市におきましては、平成四年度に五カ所、平成五年度に十三カ所の公園において検査を実施した結果、三カ所で犬、猫の回虫卵が検出されました。その公園の砂場の砂は全部入れかえたところでございます。今年度も引き続いて二十カ所の公園で検査を予定をしておりますが、今までと同様に砂の入れかえで対応するとともに、これからもできるだけ多くの公園で検査を実施し、衛生管理に努めてまいりたいと思います。  いずれにいたしましても、この種の問題につきましては市民のモラルが大切であり、今後市民へのPRを積極的に進めるとともに、砂場の利用者は手洗い、うがい等の慣行を促す注意看板等の設置を考えていきたいと考えております。  以上でございます。 30: ◯議長中村武彦君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 31: ◯経済部長(新井一弘君) 鵜飼に関しまして、初めにいわゆる改革元年の内容でございますが、ことしの特徴といたしましては、まず鵜匠さんや船頭さんに御協力をいただきまして、五月の鵜飼の開始以来、土曜日、日曜日も含めまして、すべて狩り下りの鵜飼、いわゆる本鵜飼を実施いたしております。そして、少しでもそういう鵜飼の時間を長く、本鵜飼を楽しんでいただけるというようにいたしておりますし、また鵜飼が終了しました後、鵜船が観覧船の間に入りまして、鵜飼じまいといいますか、鵜の後片づけの模様なども上がりと言っておりますけれども、そういうのも見ていただくようにいたしております。これらは、おかげさまで御好評をいただいております。  また、船頭さんには乗船から下船までの間に、鵜飼の説明マニュアルといいますか、そういうものをモデルを作成いたしまして、岐阜弁でお客様とのコミュニケーションを図っていただくということ、親近感、満足感を持っていただくようにもいたしております。  そして、今月末からはお泊まりの観光客の皆様や市民の皆様を対象にいたしまして、鵜飼の実演コーナーということで、長良川ホテルの西隣の市有地でございますが、そこに大型水槽を設置いたしまして、当面は土曜、日曜日の午前中の一定の時間を考えておりますけれども、鵜匠さんに来ていただいて鵜飼の実演コーナーもやりたいというふうに思っていますし、また長良川の左岸の河川敷におきましては、こういう民謡ですとか、踊りとか、そういうものを楽しんでいただけるようなお祭り広場といいますか、イベント広場といいますか、そんなものも整備いたしたいというふうで今準備をいたしております。  また、長良川畔の旅館組合におきましては、これも初めての試みといたしましてお盆の八月の十三、十四、十五日の三日間納涼花火大会を催すことにいたしております。また、あわせて例年夏まつり、手力の火祭りを中心といたします夏まつりの内容も一層充実をいたしまして、鵜飼観光客の皆様にも楽しんでいただけるように準備をいたしております。今後ともこれらのイベント等を含めましてお客様に喜んでいただけるように努力をしてまいりたいと思います。  二つ目に、ことしの鵜飼のお客様の現況と見通しについてでございますが、四年度の「信長」のオープンセットあるいは、まあありましたが、昨年は冷夏その他台風の影響ということで中止等もございました。ことしは六月の時点で前年比一二%ほど落ち込んでおります。この落ち込みの原因といたしましてはいろいろございますが、隣の三重県で式年遷宮でございますとか、あるいは伊勢戦国村、あるいはスペイン村のオープン、また七月からはまつり博というものが開催されますこと、あるいは和歌山県ではリゾート博が開催されるというようなこともございまして、エージェント関係に聞きましても、そういうことでどうしても鵜飼ということばかりではなくて、下呂、高山を含めました岐阜県全体への集客というものが減少してきているということは事実でございますし、これも不況の原因ももちろんあると思いますが、特に団体客関係の入り込みが減ってきているということが原因というふうに言われております。経済部といたしましては、現在市内の企業あるいは金融機関、子ども会、婦人会等などに鵜飼勧誘のダイレクトメールを発送いたしましたり、あるいは直接訪問もいたしまして乗船PRをいたしております。今後とも旅館組合とも一体となりまして、誘客に努めてまいりたいというふうに思っています。  以上でございます。    〔「議長、一番」と呼ぶ者あり〕 32: ◯議長中村武彦君) 一番、森 由春君。    〔森 由春君登壇〕 33: ◯一番(森 由春君) それぞれお答えをいただきました。  再質問を一点と、あとは要望をさせていただきたいと思います。  水道料金改定の凍結の問題について、市長さんにもう一点だけお尋ねをしたいと思います。  今それぞれお答えをいただきまして認識をされ、私が言いましたように大変財政的には厳しい状況であります。しかしながら、さきに私も申しましたように、旧簡水を取り入れたことによっての、その設備面での投資額、そういうものももちろんありますが、先ほど行われましたように、岐阜市において都市計画審議会が二十九日に行われました。県も昨日ですか、都市計画審議会が開催をされまして、線引きの見直し等々を含めて、人口増加、都市基盤の整備への対応ということでやられたわけでありまして、特に岐阜市においても新たに市街化区域に編入された部分を集計をしますと、約一千ヘクタールでありまして、昭和四十八年以降ですか、最大の面積を市街化区域に編入をされたわけでありますが、そうしますとやはりそこに地域には設備投資、管網はもちろんでありますけれども、そこの生活環境を守るためにも、基盤整備をするにも莫大な投資が必要となってくるわけであります。そうしますので、今水道部の状況というのは大変な厳しい状況であるだけに、何らかの私は支援措置といいますか、施策を講じる必要があると思うんですが、この辺について市長にお考えがありましたらお答えをいただきたい、こういうふうに思います。  次に、天神川改修についてでありますが、土木部長、今お答えをいただきまして、そのことについては了解をいたしましたが、ここには御答弁の中にありましたように、今度の天神川改修の場所と都市公園・一楽公園というものが密接に関係があると、隣接をしていると、そういう関係もあって、その改修に当たる側道、緑道の問題を含めて、地元ではいろいろな議論がされてきました。特に私たちも子供を連れて天神川はよく行ったわけですが、以前は浅い川でございました。しかし、先ほど言いましたように、改修はやはり団地ができ、そして今区画整理をやって、またそこを整備をされてくるということで、遊水地域がなくなったことによって、その流域に住む──水の問題をどうするかという大きな課題があることはよく承知をしております。しかし、市長さんも近くですから御存じだと思いますけれども、あっこには巻き貝とか、小エビとか、小魚とかいろいろなものがありまして、子供たちと一緒になってこうとって遊んだことがあるわけですが、しかし、自然を守ることも大事であるけれども、ほんなら私たちの生命や財産をどうするんかということになれば、どちらを優先をするかというのはいろいろと議論のあるところだと思いますけれども、そんな問題を含めながら、校区の小学生を含めて、地域の自治会の皆さんやら何かが、今までのあった、そういう生物というものを何とか守っていきたいなあという大きな希望というか、そんな願いが込められまして、今も工事中はそれが死んでしまうといかんのでということで、先日もですか、皆さんお集まりいただいて、それを生物を移動して、大切にして、何とかまたもとへ戻したいと、こんな考え方で今努力をされております。そんな部分も含めまして、ひとつ基本的な部分は治水であろうと思いますけれども、最大限の自然に近いようなものを取り入れながら努力をされたいということを要望をしておきたいと思います。  それから、都市計画部長ですが、自転車歩行者道路の設置でありますが、今お答えをいただきましたので、これは県との関係がありますので、一面は理解はするんですが、御存じのように、あっこに自転車歩行者道路がないというのが不思議なぐらいですね。岐阜市においてどうですか、危険箇所の高ランクに位置されるほどの交通混雑、朝のラッシュなんていうのは大変であります。そうした中を高校へ通う学生諸君は自転車で通うわけですが、特にさっき申し上げましたように、川の北側には幾つかの高校がある、こういうことでありまして、自転車が気をつけるのか、車が気をつけるのかということで、両方が私は危険箇所ということで気をつけてきておるので、幸いにして大きな事故はここでは現在までは起こっておりませんが、私は起こったら大変な大きな事故になるんではないかと、こういうふうに危惧するわけであります。できるだけひとつ早く県との協議も進めながら、そして地元の皆さんとの協議も進めて、早急に安全策を講じていただきたい、このことを強く要望をしておくところであります。  それから、公園の砂場の衛生管理について、それぞれ現状を含めてことしの計画も今御報告をいただきました。ぜひひとつ、さっき申し上げましたように、一番抵抗力のない子供たちがあそこで遊ぶわけでありますから、その面について十分今後も努力をされたいと、こういうふうに思いますが……。  それから、教育長、答弁は求めませんけれども、先ほど言いましたように、市民体育課の所管の所で遊び場が幾つかあるわけであります。したがって、その遊び場の種類についてもいろいろとございますね、市有地の中のちびっこ広場、そして私といいますか、私有地、私の市民の皆さんにお借りをしてつくっておる砂場、そしてまたお宮なんかの遊休地を利用しての砂場もあります。ここで遊ぶ方は、特にまた小さい子だと思うんです。その反面、私はそのちびっこ広場へは、やはり父兄というか、おじいちゃん、おばあちゃんとかが一緒に行くから、よほどその部分ではいいと思いますけど、そこに水道を引いて手を洗って帰りなさいと言ったところで、水道を引くこともなかなか困難でしょう。そういうことから含めて、やっぱり特にこの辺の管理については、今現在は校区の自治会とか子ども会に管理はゆだねられているところでありますが、ここら辺についてもひとつ十分今後管理面について御協議をいただいておきたいなあと、こういうふうに思います。  犬、猫といいますけど、犬はもう最近放し飼いは少なくなったんですが、やはり猫が多いように私は思うんです。猫は縛って飼ってないというのが現実でありまして、犬はまだ飼ってあるからよほどいいと思いますが、そのほか鳥類のこともあるということでありますが、ぜひひとつ子供の遊び場である砂場についての衛生管理については、都市計画部長、ぜひ今後もひとつお願いをしたいと思います。  鵜飼観光については、経済部長からそれぞれお答えをいただきました。私も長良川の鵜飼に過日乗船する機会がございました。行きまして、私も感じたんですが、今御報告があったように、狩り下りとか、そういうものはまあ従来もある一面ではやられてきておったわけですけれども、あの鵜飼が終わって、鵜をしまうところを船五、六そうの間に割って入ってやられたというのは、私乗り合わせた船には県外からの人が多かったわけです。その方からの話の中の評判も、いやいや、ここの鵜をしまうところまで身近な所で見せてもらえたと、これはよかったなあというような言葉を言われておりました。それが私はまさしく心に残る鵜飼というふうに受けとめれるなあというふうに私は理解をしたんですが、これからもその部分についても努力をされていきたいし、実演コーナーが土、日ですが、大型水槽でやられるということでございますし、変わった趣向を凝らしながら、ことしも試験的にやられるということでありますが、ぜひ鵜飼の魅力といいますか、観光の中での大きな目玉が鵜飼でございますので、どうかひとつその面についても新しいものを、そして心に残るような鵜飼が今後も進められるように努力されることを要望して、私の質問を終わらさせていただきます。 34: ◯議長中村武彦君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 35: ◯市長(浅野 勇君) 市街化区域の拡大によって、給水戸数の増加が見込まれますので、水道水の安定供給のために配水管の増補や改良、老朽管の布設がえ等積極的に進めていかなければならないと考えております。また、水道事業は受益者が特定されます以上、独立採算制を原則として事業経営が行われております。今後も繰出基準により繰り出しを行ってまいりたいと思っております。しかし、今回の改定諮問の見送りにより、来年以降資金不足を来す場合には、今回の事情を考慮しまして特別な措置として何らかの形で一般会計からの財政支援をもしていかなければならないかとも考えておるところでございます。  以上でございます。 36: ◯議長中村武彦君) 二十番、亀山輝雄君。    〔亀山輝雄君登壇〕(拍手) 37: ◯二十番(亀山輝雄君) 発言通告に基づきまして、数点についてそれぞれの関係部にお伺いをいたします。  まず、市街化区域編入の最終見通し及び編入後の宅地、農地等の税負担及び下水道等の推進について、都市計画部長、税務部長、水道部長並びに土木部長にお伺いをいたします。  去る六月二十九日の岐阜市都市計画審議会において、岐阜市内千五十二ヘクタールに及ぶ市街化区域の変更案並びに関係する議案が承認されたところでありますが、御案内のように、昨日県の都市計画審議会が県庁で開かれ、岐阜市周辺と羽島市の市街化区域の大幅な拡大を含む十四議案が議決され、けさの新聞でも御案内のとおりであります。岐阜市は二十地区の編入と、二地区の市街化区域からの市街化調整区域に再変更がなされたのであります。岐阜市の千五十二ヘクタールでは、十八ホールのゴルフ場が約十ぐらいの広さであるということでございまして、昭和四十八年以来最大の規模と伺っておるのでございます。いずれも良好な住宅地や商業地域として発展のできる市街化地域であります。そこで、国の決定が八月上旬と伺っていますが、新聞などで見ますと九月ごろとなっていますが、そのような運びで市街化編入がなされていくのか、地域住民の大きな関心事でありますので、都市計画部長にお伺いをいたすものでございます。  それを踏まえまして、続いて税務部長には、市街化区域に編入された場合には、固定資産税の上昇ほかに都市計画税が課税されることとなるが、以下の点についてお尋ねをいたします。  まず一点目に、固定資産税の農地に対する課税についてであります。  市街化区域の農地は調整区域の農地に比べて税額の上昇が大きいと聞いているが、その理由とどの程度の上昇となるのか。  二点目に、固定資産税の宅地の税負担については、編入前に比べて大きく変わることとなるのかをお伺いいたします。  三点目に、都市計画税の税率は条例に定められておりますが、編入時においては暫定的な処置が講じられるのか、お伺いをいたします。  次に、水道部長にお尋ねをいたします。  この件については何度かお伺いをしてまいりましたが、木曽川右岸流域下水道も芥見処理区も本管が芥見校区、岩校区内の一部を残して、ほぼ埋設がなされてまいっておるのでありまして、現在芥見、諏訪山、岩田団地等の面整備が着々と進んでおるわけでございます。続いて芥見東校区、芥見南校区に入ろうとしておるのでございますが、市街化が地区整備という形で編入がされる私どもの方の地域でございますが、事業区域でもある当地域の下水道の整備はいつごろから計画できるのか、時期等についてお尋ねをいたします。  次に、土木部長に確認のお伺いをいたします。  県が管理する一級河川の山田川の排水機設置でありますが、この件についても議会発言、地元よりの陳情等を繰り返してまいりました。その間には排水機設置に向けた山田川の通水路等も整備が着々と進められてまいっておるのでございますが、そこで河口ぜきの進捗にあわせて前向きの検討をするということになっておるわけでございますが、地元では市街化の中で遊水地帯はないよと切なる願いが続いていますが、市街化編入が決定的になってまいりました時期でありますので、国、県の対応はその後どのように変化してくるのか、どのようになっていくのかをお尋ねをいたします。  続きまして、国道一五六号線岐阜東バイパスについて都市計画部長にお尋ねをいたします。  一般国道一五六号線は岐阜市茜部、岐南インターを起点として富山県高岡市に至る全長二百十一キロの主要幹線道路で、このうち岐阜市から関市間をバイパスする道路を岐阜東バイパスと称して、この間既に一般供用されている区間、一工区、二工区、茜部から日野間の延長にして約六・七キロであります。その北東に延伸約六・五キロ、すなわち日野から関市山田までであります。現道は東海北陸両経済圏の産業経済はもちろん、観光レクリエーションの面で大きな役割を果たしてきたのであります。高度成長期より、岐阜から関市において住宅団地、各種店舗等の大開発により、現道が県下一の交通渋滞をし、生活道路まで脅かされている現実でありますが、去る四月に岐阜市、県の審議会を通り、国の決定がなされ、関係地域では待望久しいバイパスの都市計画決定がなされたのであります。  そこで、バイパスの都市計画決定後の四月より、そのまま時が過ぎておりますが、近く地元住民との設計協議に入ると、説明会を始める予定と伺っておりますが、いつごろになるのかをお尋ねをいたします。  さらに、この事業は今後何年計画で推進されていくのか、建設省の見通しはできているのかをお伺いいたします。  三点目に、一部住宅地を通過する地域は何代も住み続けた住民が多く、意見書の中に個々にそれぞれ離れたくない、近くに集団で移住を求められておりますが、そのような対策を講じられていくのかお尋ねをさせていただきたいと思います。  四点目は、芥見・岩校区内はほとんどが高架であります。あとは山の中にということで、トンネルでございますが、主要地方道の交差点はダイヤモンドインターチェンジが二カ所、交通量の少ない生活道路は平面交差五カ所となっておりますが、前段で述べたように重要な主要道路であり、ますます車の増大を見るときに、インターからインターまでですと、ちょうど三区間に区切れるわけでございますので、日野側よりの区間を優先をして事業の推進ができるよう、建設省に今から働きかけていく必要があると思料するところでありますが、以上、四点についてそれぞれの部長にお尋ねをいたします。  続きまして、東海環状自動車道の計画の進行状況についても、都市計画部長にあわせてお尋ねをいたします。  本年二月に、国より東海環状自動車道の関市-養老区間四十四キロが公表をされたことは御案内のとおりでありますが、今年度には国の調査費も計上されてまいると聞いております。また、今議会には同自動車道及びインターチェンジへのアクセス道路等を都市計画決定するための予算が提案がなされておるところであります。具体的な計画作成が進められるものと思われますが、そこで関市-養老区間の中で、このたび岐阜市に高速道路のインターができることは、市民にとって待望久しかったことであり、二十一世紀を目指す岐阜市の発展に大きな役割を果たすものと思料されますが、そのルートを見てみますと、城田寺から交人に出ました所にインターができ、さらに西に進んで洞山に入り、御望山の西の方角でトンネルを出て、御望山、西郷から糸貫町に向かうようであります。この区間をできるだけ住宅密集地域を避けて通過するルートになっているようでありますが、しかしながら、実際に通過するところの地元住民にとっては、期待と不安が交差している現状であるようでございます。このルートも幅二百五十メートルという広範な幅での公表であり、都市計画決定される以前の調査段階で地元住民の意見も十分に聴取して、でき得る限り要望を取り入れ、コンセンサスを得るよう努力すべきであると思料するところでありますが、都市計画部長の御所見をお尋ねをいたします。  なお、アクセス道路の計画については、本高速道路の完成予定が十年以上先のことであるだけに、それを見越して将来の岐阜市環状都市高速道路網を想定する中で、アクセス道路は幅員四十メートル級の道路や、二十メートル級の道路等、今から展望のある開かれたものであるよう願うものであるが、どのように考えておられるのかをあわせて都市計画部長にお伺いをいたします。  続きまして、入札制度について技術助役さんにお尋ねをいたします。  ゼネコン汚職を初めとした公共工事を取り巻く企業による談合等の不本意な事件が発生し、マスコミに大きく報道されているところであります。こうした状況の中で、全国の自治体では入札制度の改善及び運用等の検討がなされ、従来の指名競争入札のほか、条件つき一般競争入札等の導入が行われつつあるのであります。岐阜市においても、去る六月二十八日付で岐阜競輪場の選手宿舎建築主体工事など、条件つき一般競争入札を含む一般競争入札の導入を改善案に盛り込み、入札制度に求められるところの手続などを中心に現行の入札制度を点検し、できる限り透明で明確なものにする透明性及び経済的、効率的な事業を図るために、適正な競争を確保するところの競争性並びに発注者と受注者が手続を含め、対等の立場を確保するところの対等性等を考え、絶えず適正な方向に導き、努力するよう的確な運用が望まれるものであります。  また、従来の入札制度である指名競争入札を常に時代の変化に対応し、幅広い視点から検討を行い、産業界における公正な競争の確保への要請、民間技術の進展等、新たな社会経済情勢の展開を踏まえて改善を行う必要が感じられるのであります。  そこで、今後岐阜市の入札制度の改善及び運用等を含む見直しについて、また、地元業者の育成の立場からの改善をどのようにしていかれるのかを技術助役に伺うものでございます。  続きまして、特定優良賃貸住宅制度の導入について建築部長にお尋ねをいたします。  この制度は昨年から法制化とともに施行されておりますが、中堅所得者層を対象にした公的補助制度を伴った住宅であることから、他都市では新しい住宅政策の位置づけの中でこの制度の活用に入っている所があります。この知事認定の土地所有者である認定事業者に対する補助内容は、共同あるいは長屋建ての賃貸住宅を建設する際に、国、県、市による共同部分等に対する建築費補助、入居者への家賃補助及び県、市による認定事業者の建設費借入金に対する利子補給等でありますが、税制上の優遇処置も兼ね合わせており、本市の人口定住化策として有効な住宅施策の一つであると考えられます。本議会におきまして、さきにこうした制度の導入に向けた質問があり、県との協議中で慎重に検討している段階であるということでありましたが、しかしながら、県内におきましても既に数市が助成希望者を募る作業に着手していると聞いておりますが、建設補助、利子補給、入居者への家賃に減額補助等、民活により定住化を促進することが可能な本制度の導入について、今後の予定を建築部長に伺うものでございます。  次に、インラインスケートの大会開催について技術助役さんにお尋ねをいたします。  御承知のように、岐阜市は今魅力あるコンベンション都市づくりを提唱し積極的に諸施策を展開をされているところでありますが、今スポーツで岐阜市が全国に誇れるビッグイベントの成功例としては、毎年十二月に恒例になっております全国日本実業団対抗女子駅伝競走大会があります。こうした中で、最近若者の間に急速に広まりつつあるとはいえ、全くの未知数とも言えるニュースポーツ、インラインスケートの第一回大会が全国の他都市に先駆けて開催されようとしておりますが、この大会の意図するところは何なのか。  また、第二の全日本実業団対抗女子駅伝競走大会を目指して、今後永続的に開催をされていくのか。さらに、このインラインスケートを新しい市民スポーツとして定着させていくために、施設の整備をどのように考えておられるのか。特に今後の施設整備との関連もございますので、技術助役さんにまとめて御所見をお伺いをいたすものでございます。  以上をもちまして第一回の質問を終わらさせていただきます。(拍手) 38: ◯議長中村武彦君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 39: ◯都市計画部長(林 正美君) 順次御質問にお答えをいたします。  今回の線引き変更による市街化区域編入の時期はということでございますが、今回千五十二ヘクタールに及ぶ市街化区域及び市街化調整区域の変更並びに用途地域の変更等、都市計画案を岐阜市の都市計画審議会及び県の都市計画審議会で御審議を賜り、原案どおり議決されたところであります。今後県知事決定事項につきましては、建設大臣へ認可を申請し、認可がおり次第、市街化区域編入の告示がなされることとなります。何とか九月じゅうにこの手続が終了されるのではないかと承っております。  次に、国道一五六号バイパス第三工区でございますが、本年四月に都市計画決定がなされ、今後現況測量、路線測量、詳細設計、丈量測量と用地買収、各段階を経て工事着手となりますが、御質問の第一点の地元に対する説明会の開催でありますが、国からは現況測量及び路線測量の要請を受けておりますので、できるだけ早く地元代表者及び地元の各委員会等と御調整をいただき、市も協力体制を整える中で地権者等の説明会を開催してまいりたいと考えております。  二点目の、何年計画かということでございますが、事業完成の目途は十年から十五年であると聞いているところでありますが、市も事業促進に最大の努力を図っていく所存であります。  三点目の、集団移住についてでありますが、事業によりやむを得ず移転をお願いする方々の中には、昔からの近隣関係を壊すことなく、集団的に移住されたいとする御希望があることは当然のことと考えておりますので、できるだけ御趣旨に沿うよう国へもお願いし、また市としても最大限の御協力をさせていただく予定でおります。  四点目の、事業の進め方につきましては、議員御指摘のとおり、事業効果を図る上からも日野側から着手していくことが順当ではないかと思われますので、その趣旨を国へ要望してまいりたいと考えております。  次に、東海環状自動車道路についてでございますが、東海環状自動車道路の都市計画の素案の作成につきましては、今議会で上程しております補正予算が成立後、具体的な作業を行っていくことになりますが、関係機関と十分連携をとりながら、地元要望ができる限り反映できるよう、市といたしましても最大限努力してまいりたいと考えております。  アクセス道路につきましては、インターチェンジから中心部への到達時間を短縮することを、幅広い利用者の利便を図る観点から計画案の策定に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 40: ◯議長中村武彦君) 税務部長、祐成荘介君。    〔祐成荘介君登壇〕 41: ◯税務部長(祐成荘介君) お答えをいたします。  一点目の、固定資産税の農地に対する課税についてでありますが、現在の市街化調整区域が市街化区域に編入されますと、農地であってもその評価格は宅地と同様な評価をすることとされております。この場合の評価格は、調整区域の農地の評価格を大きく上回ることになります。このように評価格が大幅に上昇した場合であっても、急激な負担増とならないよう課税標準の特例措置が講じられており、市街化区域の農地の負担調整率は一・二倍が限度とされております。このことから今回編入された農地の税額につきましては前年に比べて二〇%の上昇となるものと考えております。  二点目の、固定資産税の宅地に対する税負担につきましては、編入前と変わることはないと考えております。  三点目の、都市計画税につきましては、御質問の暫定措置はなく、条例の定めるとおり〇・三%の御負担をお願いすることになります。御理解を賜りたいと存じます。 42: ◯議長中村武彦君) 水道部長、坂野和美君。    〔坂野和美君登壇〕 43: ◯水道部長(坂野和美君) 新たに市街化区域に編入される地域の下水道の整備につきましては、下水道事業認可を取得するため、ただいま県と調整を進めております。現在の認可区域が平成八年度ころには完了する見込みでありますので、新規編入地域につきましては引き続き整備を図っていきたいと考えております。 44: ◯議長中村武彦君) 土木部長、伊藤寿光君。    〔伊藤寿光君登壇〕 45: ◯土木部長(伊藤寿光君) 岐阜市といたしましても、今後この地域の市街化区域の拡大に伴って、山田川への流出増が考えられますので、管理者である県当局に排水機場の早期完成を強く要望してまいりたいと考えております。 46: ◯議長中村武彦君) 助役、原田邦彦君。    〔原田邦彦君登壇〕 47: ◯助役原田邦彦君) 入札制度につきましてでございますが、昨年の八月から入札手続の改善検討委員会におきまして審議を重ねてまいったところでございます。  まず、透明性、競争性を高めるための一つ目といたしまして、入札方法の中心でございます指名競争入札につきまして、この六月から指名業者数をふやしたところでございます。引き続き御案内のとおり、この六月二十八日に条件つき一般競争入札の施行の報告を建築、土木各一件の工事につきまして行っているところでございます。この結果を踏まえまして、さらに検討を重ねてまいりたいと思っております。  それからさらに、一方の透明性をさらに高めるための検討といたしまして、指名基準の再検討を現在進めているところでございます。その中で、本市の発注規模からいたしますと、将来にわたりましても、やはり市内業者を中心とした指名競争入札が主になるのではないかと考えておりますが、その中で指名基準の中で、できるだけ各指名業者の技術力が的確に反映させるような基準を工夫してまいりたいと考えているところでございます。その他、談合等の不正業者に対しましての指名停止等の措置の強化も検討をあわせてしているところでございます。  次に、インラインスケートの大会についてでございますが、その開催意図といたしましては、一口で申しますと市のPRと活性化でございます。例えば、本市コンベンション都市ということで広く提唱されているところでございますが、まだまだ本市の魅力が幅広く十分に知れわたっているとは言えない状況にございます。そこで、このようなスポーツイベントがマスメディアに取り上げられることを通じまして、そういう本市の魅力が広く情報発信できるんではないかなと考えているのが一つでございます。また、本スケートの特徴から、若者を中心に参加者が多いのではないかと思っておりますが、そういう市民の参加、さらには来外者の増加によりまして、元気で魅力のある町づくりに寄与する面もあろうと思っているところでございます。  御質問者御指摘のとおり、まだまだこのインラインスケート、発展途上のスポーツでございますが、このスポーツを育てるということを通じまして、やはり本市の成長性というものを全国に発信できるのではないかなと思っているところでございますので、継続的な大会開催ということを考えているところでございます。そういった面からも、やはり市民への普及、それから本スポーツの定着が大切でございますので、初心者の体験会であるとか、やはり経験者の講習会などを十分やりまして、ルールの徹底とかマナーの啓発、さらには安全面での充実を期していくことが肝要と思っております。とりわけ、安全面ということから、専用の施設等の整備が必要であろうかと思っておるところでございまして、今後市の持っております駐車場の活用であるとか、河川敷の利用について検討を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 48: ◯議長中村武彦君) 建築部長、辻  馨君。
       〔辻  馨君登壇〕 49: ◯建築部長(辻  馨君) お尋ねの制度は所得等の制限によりまして、公営住宅に入居できない中堅所得階層に対する新しい住宅供給を民活により推進する目的で法制化されたものであり、民間供給型の場合は、述べられましたように認定事業者に対しまして建設費の一部補助、利子補給、家賃助成を行うものでございます。そこで、こうした制度の導入につきましては、その詳細及び一般公営住宅施策を含んだ住宅行政全体の中での位置づけ等、検討を継続している状況でございまして、現在は補助対象としての住宅の中期的な需要算定を行っておりますが、今後さらにニーズの情報も行ってまいりたいと思っております。そうした検討の中で、本市にふさわしい住環境を創出するために市独自の基準もあわせて検討してまいっておるところでございます。  なお、中堅所得層に対する住宅供給といたしましては、ただいま先行して行政主体の供給といたしまして、特定公共賃貸住宅を現在建設中でございます島におきまして行っております。今後は民間活力の導入の視点に立った施策を講じることも重要でございますので、本制度のより効果的な活用に向けまして取り組んでまいりたいという所存でございます。よろしくお願いいたします。    〔「議長、二十番」と呼ぶ者あり〕 50: ◯議長中村武彦君) 二十番、亀山輝雄君。    〔亀山輝雄君登壇〕 51: ◯二十番(亀山輝雄君) それぞれ適切にお答えをいただきましたので、要望を申し上げておきたいと思います。  市街化編入につきましては、岐阜市の千五十二ヘクタールの市街化の四十八年以来最大であって、その中で区画整理と地区整備の二通りの市街化の編入でありまして、東北地域は地区整備という手法の市街化編入であります。そういった中で、四月に主要地方道、バイパスを含めまして十三路線が都市計画決定を同時になされておる地域でありまして、区画整理と違い時間をかけて各地区の整備をしていこうと、こういう地域でございます。道路等も現道の拡幅をしていくと、そういう計画であり、先ほど申し上げたように流域下水道が進捗している所でありますもので、下水道の推進には一層の努力をしていただきたい。ただいまお聞きしますと、地域の方で今進めておられるのは八年と、平成八年に完成をするから、続けて事業化されると、こういうことでございますので、強く要望をいたしておきます。  それから、山田川の排水機についてでございますけども、当地域におきましては山田川、相当上流部の大洞団地等の大開発がされまして、上芥見地区におきましては大変雨が降るたびに浸水をする地域でございます。そんなことで、市街化になってまいりますと、市街化の中で遊水地帯はというお話になってまいりますので、とにかくできるだけ早く河口ぜきの進捗状況もあろうかと思いますけれども、国、県に強くひとつ要望をしていただくように、土木部長にもお願いを申し上げておきたいと思います。  また、国道一五六号線の東バイパスにつきましては、ただいま最大の関心事を持って地域の者はおるわけでございまして、また、自治会を窓口にしていろいろ調査、測量、また買収等になってまいると思うわけでございますけども、建設省と地元との交渉の窓口になっていただいております市の部署を、第一工区や第二工区のときのように、道路事業でありますから、土木部内に東バイパス用地対策のような形で置いていただくことが最も望ましいと思っておるわけでございますが、今はそのような部署を示す名前がなくなってしまっているようでありますので、早急にそれらの組織化の対応をされますよう強く要望をして、住民対応に万全の体制をとられるようお願いを申し上げておきます。  東海自動車道につきましては、関係住民がルート決定以来さまざまな思いで見守っておられるようですし、強く反対の要望、陳情も地元地域によって提出されていると仄聞をしておりますが、都市計画決定がなされる前に関係住民とのコンセンサスを図り、できるだけの配慮をされますように強く要望を申し上げておきます。  また、入札制度につきましては、公正取引委員会が七月五日に公共事業の入札の独占禁止法違反の事例を示した公共入札ガイドラインを公表をいたしたわけでございます。どうかひとつ、国のガイドラインのもとに市民に不安を与えないような入札制度をより充実したものにしていっていただきたいことを強く要望をいたしておきます。  また、賃貸住宅制度の導入につきましては、岐阜市における公営住宅においても、今中堅所得層がアパートなどを申し込まれますと、なかなか御夫婦で働いておられるところが多いわけでございまして、なかなか所得制限がいま少しというところで当てはまらない場合が多分に今までも感じていたわけでございますもんで、公営住宅においても中堅所得層のアパート等の住宅政策をひとつなされていかれるようなことが望ましいと、こんなふうにも私は思っておりますし、今民間の活用の住宅制度の導入についてもできるだけ推進をしていっていただくようにお願いを申し上げておきます。  それから、インラインスケートにつきましては、スポーツコンベンションとして、岐阜市が発祥の地として将来性のあるスポーツになっていくように、本市が全国に誇れるビッグイベントとなるよう期待をして、頑張って大会の成功をさせて、第二の女子駅伝に次ぐ全国区のビッグイベントとして岐阜市で定着するように期待をいたしたいものであります。第一回の大会が成功を願うものでありまして、今助役さんがおっしゃいました、一口に言うと市のPRと活性化だと、こういうことでございますが、とにかくひとつそういったものを前面に出しながら、第一回の大会が成功に終わりますことを御期待を申し上げながら、私の質問を終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。 52: ◯議長中村武彦君) この際、暫時休憩いたします。  午前十一時三十二分 休  憩           ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後一時十九分   開  議 53: ◯副議長(矢島清久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。三十七番、船戸 清君。    〔船戸 清君登壇〕(拍手)    〔私語する者多し〕 54: ◯三十七番(船戸 清君) ただいまの拍手に感謝をしながら、(笑声)    〔私語する者あり〕 通告順序にもたれまして、以下若干質問をしたいと思います。  私は、かねてから環境美化条例の制定を、まず自治体として今日的に岐阜市が率先をして制定すべきだ、こういう立場に立って従来から主張をしてまいりました。本会議場におきましても平成四年十二月議会に質問をし、その際、担当部長の答弁は、関係部局と連携をとりながら前向きに現在実施をしている都市の状況を調査し、研究したい、こう答弁をされました。  続いて、翌平成五年六月十七日、この本会議におきましても、条例制定に向けまして目下検討中でございます、こう答弁をしたわけであります。かかる二回の本会議質問における答弁を踏まえまして、今ここで私は六月議会に質問を再三する次第であります。すなわち、一回目は条例制定に前向きに調査研究すると答え、二回目には条例制定に向けて目下検討中、こう答えられたわけであります。これは議事録でも明らかであります。そこへ、今回この三回目の立場では、もう十分調査研究の期間はあったわけでありますから、どうされるのか、私は一定の方向づけをしてしかるべきではないか、こういうことを思う次第であります。なお、全国的にもこの条例制定をする機運は非常に高まっておりまして、平成五年四月現在でも五十二自治体、そしてその後も増加を今日しておるわけであります。いずれにいたしましても、この種の問題は意識改革とかモラルの向上といった教育的なものだけでは不十分でありまして、同時に実効性を担保するための罰則を含む条例制定も並行して実施しなければ効果は期待できないと思います。すなわち、ごみのポイ捨て禁止、空き缶・空き瓶回収容器の設置義務、さらには道路等の立て看板、張り紙の禁止、こういったことを具体的に規範となるべく事項を条例制定によって義務づけるべきだと思う次第であります。三度目の正直ではありませんけれども、市民部長にその御意思があるかをお尋ねをする次第であります。  次に、斎場の名称変更についてお尋ねをいたします。  岐阜市斎苑は岐阜市所有であります。岐阜市の経営であります。岐阜市斎場は民間のものであります。岐阜市斎苑は平成四年十二月十三日にオープンをして、岐阜市斎場はそれ以前の四年二月にオープンでありました。御承知のように、場所は上加納山で双方が仲よく並んで事業、営業をされておるわけでありますが、双方の名称の違いは斎場と斎苑の「苑」と「場」の違いであります。ところで、利用者にとっては苑が岐阜市なのか、場が民間なのか、どっちがどうなのか明快に頭の中で区別がつきにくいというのが、私のみならず大方の市民の感覚であります。議場の皆さんも、私は類似しておるのではないか、こう思うわけであります。まさに全く紛らわしいというか、困ったものであります。問題は、そのことによって利用者は電報を打つ場合、関係者に連絡をする場合、さらに駐車場を利用する場合等、何らかの戸惑いと不便が生じておるわけであります。要は、名称をこの際変えられないかと思うわけであります。そのことによって、民間の方に変更を強要するわけにはいかないわけでありますから、岐阜市がみずから変えるより方法がないわけであります。今後いつまでも続くこういったことを思えば、今から区別がはっきりする名称に変えることを考えてもよいのではないか、こう思うわけであります。生活環境部長の御意見をお伺いいたします。  次に、母子家庭等修学援助金についてお尋ねをいたします。  今回補正予算で計上されている母子家庭等修学援助金は、母子家庭における高校生に対して国が支給している月額三万九千三百八十円が満十八歳で打ち切られるために、これを補てんするため、卒業するまでの間、県、市で二分の一ずつ、二万円だけ支給をしようとするものであります。予算上は延べ八百九十五人と試算をされております。いずれにいたしましても、卒業するまでの間支給月数こそ違っても多くの未支給者が出ます。  そこで、お尋ねしますが、県が負担をする一万円のほかの差額二万九千三百八十円を岐阜市が負担してあげることができないものか、こう思うわけであります。すなわち、この補正予算にさらに一万九千三百八十円を上積みできないかということであります。母子家庭の生活は決して楽ではないと思います。福祉部長の御意思のほどをお尋ねをいたします。  次に、ぎふ長良川ハイツについてお尋ねをいたします。  ぎふ長良川ハイツは昭和五十三年十一月オープンをいたしまして、独立採算制によって経営されております。建物は雇用促進事業団所有で、運営は財団法人であり、岐阜市の外郭団体でもあります。宿泊、貸し会場、宴会、婚礼など、勤労者はもとより、岐阜市民向けの福祉サービスを目的に一定の評価を受けておるようであります。したがって、今議会にも市の出資にかかわる法人の経営状況についての書類提出がなされておるわけであります。  そこで、お尋ねしますが、経営状況は、昭和五十九年以来十カ年間の推移を見てみますと、利用人口は昭和五十九年に延べ十三万三千百三十五人あったのに比較をして、平成五年、これは七カ月間休館をいたしました。したがって、これをカットいたしまして、平成四年には十一万三千二百六十七人と、この九年間に一万九千八百六十八人も減少いたしました。すなわち、約一六%の大幅減少であります。利益も昨年は今申し上げたように、休館があったものの四千五百余万円の赤字を計上し、これを今後十カ年間で解消をするということであります。今後コンベンション施設のオープン、さらに県などの同種の施設の競合激化が予想されるに当たりまして、今後経営のあり方についてどう認識をされ、対処されるのか、経営の基本姿勢について経済部長にお尋ねをいたします。  次に、島区画整理事業についてお尋ねをします。  昭和四十六年事業開始以来、今日二十三年目を迎え、長い長い、それこそ限りない長いと言われたこの事業もようやく平成七年には約二百十一億という巨額な投資をされ、完成を見ようといたしております。これからは予定どおりいけば、平成七年本換地、そして清算行為に入り、その後二、三年ですべてが終わることになるはずであります。しかし、まだ建物が二軒未解決であると聞いております。これがたとえ一軒でも残りますと、法律上本換地ができないわけであります。もちろん清算にも入れないわけであります。もしそうだとすれば、さらにまた完成時が延長することになります。大いに心配するものであります。円満に解決できるものかどうか、見通しについて率直にお尋ねをいたします。  なお、解決しない場合には、現在区画整理課に配置をされております八人の担当職員はどうなるのか。すなわち待機のままになっていくものかどうか。さらには減員等で対処するのか。また、別の解決の方法でこの件について解決するという考え方があるのかどうか。それらを都市計画部長に、そこらあたりをどう総合的にとらえ、事業を完結される計画なのかお尋ねをします。  続いて、香蘭地区の区画整理もこれまた公共施行として始まっておるわけでありますが、これも進捗状況は今日どうなっておるのか、これは新都市開発推進部長にこの際中間報告を求めておきます。  最後に、七十一号議案であります。  七十一号議案は日置江村村道が岐阜市に合併になるときに廃道になり、昭和三十三年には岐阜市所有となり、その土地に訴状によりますとOさんが昭和四十一年以来建物を建て、所有の意思を持って占有を続け、二十年以上経過したので民法上時効取得したとして岐阜市を相手に訴えを提起し、結果として和解という方法により、基準価格平米当たり約九万円を二万三千円弱という低価格で譲渡しようとするものであります。ところで、岐阜市として時効取得を訴訟で訴えられたのは初めてであります。このような方法で公有財産が安価で処分されることは、管理責任の上からも重大な問題であります。  そこで、お尋ねしますが、第一にOさんの主張する時効になったとする、その占有期間、範囲について十分にあらゆる角度から岐阜市として調査し、審理をとことん尽くしたのか否か、その姿勢が問われるのであります。口頭弁論は一回のみであります。今後、例になることでもあります。行政側はもちろんのこと、議会側の我々としても慎重に対処すべき事案であります。そこらあたり市の基本姿勢をはっきりお答え願います。  第二に、管理上の問題として、このようなケースはまだ多くあると推定されるが、現状把握はされておるのかどうか。さらに、二十年以上も不法に公有地が占有、使用されておっても知らなかったというばかげたことがあっては話になりません。管理方法について今後どのようにされていかれるのか。  第三に、昭和五十一年に当該土地に、いわば不法建築されたときに、昭和五十年に建築確認が行われておるのであります。その時点で建築部は土木管理課に合議したはずであります。そのときになぜチェックし、発見されなかったのか、全く理解に苦しむところであります。そこで、発見されておるとするならば、時効にならなかったわけであります。もちろんこの議会に議案として出るはずがないわけであります。以上、いずれも土木部長にお尋ねをいたします。  なお、私は大人げないとして言うつもりはなかったわけでありますが、午前中の質問の中で、森 由春議員が社会党を代表しという云々の発言がありましたが、私は殊さら何も言うつもりはなかったんですが、そのくだりはいかがなものかと、こう思うわけであります。森議員以下御三人の方は日本社会党議員団を離脱されたわけであります。そして社会民主クラブと称する会派をつくられた、これは御案内のとおりであります。したがって、残ったのは船戸 清一人が日本社会党議員団であります。これはもう事実であります。したがって、お立場がおありでありますので、その証拠はここにありますけれども、これは読み上げませんけれども、そういうことでありますので誤解のないように一言だけ、言いたくなかったのでありますけれども申し添えまして、質問を終わります。 55: ◯副議長(矢島清久君) 市民部長、渡辺浩造君。    〔渡辺浩造君登壇〕 56: ◯市民部長(渡辺浩造君) お答えいたします。  環境美化条例につきましては、和歌山市、福岡県の北野町が平成四年に制定して以来、制定された自治体、あるいは制定に向けて検討されている自治体が徐々にではございますが、増加の傾向にあることは今御質問者の言われたとおりであります。  先般、県庁所在地と人口四十万以上の都市の中で、政令指定都市を除く五十一市を調査したところ、四市が条例を制定しており、町村にあってはさらに条例制定が進んでいるのが現状であります。条例の内容につきましては、四市中二市がごみのポイ捨て、いわゆる空き缶やたばこの吸い殻などの投げ捨てに対し禁止を呼びかけるだけでなく、実効性を担保とするため罰則規程を設けております。本市におきましては町を美しく、ごみのない町にしようとの意識は年々高まりつつある現状にあり、今日いろいろな美化推進運動が展開されております。質問者が、平成四年十二月条例制定には前向きであるという答弁、さらに五年六月の目下検討中であるという答弁を踏まえ、ここで一定の方向づけをすべきだという御意見でございますが、本年度におきましては市民から標語の募集を行うほか、市職員が地域住民と一体となって清掃活動を積極的に展開することにより、さらなる美化意識の高揚を図りつつ、全市的運動へと広がるよう機運を盛り上げていく所存であります。今後これらの運動の推移を見る中で、環境美化条例の制定ということを常に念頭に置きながら、なお一層実践並びに啓発活動に力を注いでまいりたいと存じております。よろしくお願いいたします。 57: ◯副議長(矢島清久君) 生活環境部長、吉村惠夫君。    〔吉村惠夫君登壇〕 58: ◯生活環境部長(吉村惠夫君) 斎場の名称変更についてお答えいたします。  岐阜市斎苑と岐阜斎場のネーミングについて、市民は混乱しているのではとの御質問でございます。名称につきましては、平成四年十二月供用開始に向け種々検討を重ね、仮称・岐阜市斎場と銘打って事業を進めておりましたところ、民間経営で岐阜斎場として平成四年二月に開設され、よく似た名称でありましたので、他都市の名称等を参考にし協議の結果、岐阜市斎苑と決定したのであります。当初は紛らわしいとの声も一部にはありましたが、一年半を経過した現在、この名称も市民に周知されてきたものと判断しております。しかし、議員御指摘のような件もございますので、何か混乱しないようなよい方法がないか、名称の変更等も含め検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 59: ◯副議長(矢島清久君) 福祉部長、浅野 寿君。    〔浅野 寿君登壇〕 60: ◯福祉部長(浅野 寿君) 御質問にお答えいたします。  修学援助額を児童扶養手当額と同額にしたらどうかとの御意見でございますが、御承知のように、児童扶養手当や公的年金は、母子家庭の児童を養育するための援助であり生活費や学費等が含まれております。今回の修学援助事業は、高校在学中に満十八歳に到達し、児童扶養手当や公的年金を打ち切られた母子家庭等の児童に対し、卒業までの間、学費相当分を援助し、その経費の負担を軽減するものであり、児童扶養手当等とは性格を異にするものでありますので、御理解を賜りたいと存じます。 61: ◯副議長(矢島清久君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 62: ◯経済部長(新井一弘君) 長良川ハイツの経営方針、姿勢でございますが、長良川ハイツにつきましては昭和五十三年の十一月にオープンいたしまして以来、延べ百八十四万人余の方に御利用をいただいております。御指摘のとおり、ここ十年のうち、五十九年、六十年、六十一年に比べますと利用者は減っておりますけれども、ここ両三年ほどは年間十一万人程度の利用ということでずっと推移をしてきております。長良川畔の宿泊施設におきましても、長引く景気の低迷ということもございまして、利用客数は前年より落ちておるということでございます。今後利用促進を図っていくということでございますが、施設の改善整備も重要でございまして、当ハイツにおきましては平成四年度、五年度にかけまして、三億二千八百万円余を投じまして雇用促進事業団におきまして外壁の塗装、あるいは給排水、ガス、空調配管等工事を施工いたしました。以前よりも親しみのある施設といたしております。  今年四月新装オープンをいたしたわけでありますが、四月、五月、六月、三カ月間おかげをもちまして、昨年の同月よりは利用人員、売り上げ等も増になっております。また、七、八月につきましてはもう満杯という状況になっておりまして、ありがたく思っておりますけれども、どちらにいたしましても、今後ともより一層の施設の改善、整備を図りますとともに、接客サービス向上、そして経費の節減に努めまして、低料金で御利用いただけます公共の宿、最近公共の宿も全国的に見直されてきております。そういう公共の宿としての使命を生かしながら、特徴を生かしながら、岐阜市といたしましても支援をしてまいりたいと思っております。  また、ハイツにおきましては送迎用のバス等も用意いたしておりまして、宿泊、宴会、結婚式はもちろんでございますけれども、あらゆる会議、会合等に、また御家庭での慶弔祭事などにも御利用をいただけますので、これからもその方面のPRも積極的にいたしておきたいというふうに思っております。 63: ◯副議長(矢島清久君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 64: ◯都市計画部長(林 正美君) 御質問にお答えいたします。  島土地区画整理事業はおおむね工事は終わり、完成まであと一歩の段階となっております。お尋ねの移転対象物件は、既に五百七十五戸の移転が完了し、あと二戸が残るのみでございます。そのうち一戸は間もなく契約予定であり、残る一戸については換地処分、清算業務に支障とならないようあらゆる努力を重ねてまいりたいと存じます。  二点目の、島土地区画整理事業を担当する職員につきましては、事業の収束のための対応業務の量に合わせた職員配置になろうかと思います。  三点目についてでございますが、建物の所有者、占有者、移転除却に対し、いろいろの理由から期限内に移転ができない場合、法的に直接施行を可能としておりますが、粘り強く交渉を重ねてまいりたいと考えております。  以上でございます。 65: ◯副議長(矢島清久君) 新都市開発推進部長、山田多聞君。    〔山田多聞君登壇〕 66: ◯新都市開発推進部長(山田多聞君) 香蘭土地区画整理事業の進捗状況についてお答えを申し上げます。  この事業は、平成二年度に事業計画の認可を受けまして、平成四年十一月に仮換地の指定を行ってまいりました。その後建物移転及び道路築造工事等を進め、権利者あるいは関係者の御協力を得て進めさせていただいているところでございます。  平成五年度までの事業の進捗状況でございますが、事業費ベース及び建物の移転進捗率は、ともに約二五%となっております。なお、今年度末までの移転進捗率の事業見込みはおおよそ三八%ぐらいになる予定でございます。なお、この事業につきましては、平成十三年度に事業を完了いたす予定でございます。よろしくお願いをいたします。 67: ◯副議長(矢島清久君) 土木部長、伊藤寿光君。    〔伊藤寿光君登壇〕 68: ◯土木部長(伊藤寿光君) お答えします。  一点目の、今回の事件に対する市の基本姿勢についてでございますが、御指摘のとおり適正な管理に欠けていた点につきましては、深く反省をいたしております。審理内容につきましては、公有財産の重要性を十分認識する中、訴状の分析、廃道敷の存在経過、法務局調査及び現地調査等々に加え、市の顧問弁護士との再三にわたる協議を行いながら対処してまいりました。裁判審理の過程において、市の財産を守るということと、市民の権利を守るということの利害調整の手段として、裁判長の和解あっせんがあり、当事者双方がこれを受け入れ、五回にわたる話し合いの結果和解が成立したものであります。この件の対応につきましては、御質問者よりもっと角度を変えた対応もあったのではないかとの御指摘や、このことが前例となるのではないかとの御意見もいただきましたのですが、今後の財産処分等につきましては、このことも踏まえ一層慎重に対処してまいりたいと考えます。  二点目の、今後の財産の管理方法についてでございますが、このような普通財産──廃道敷から普通財産になったようなものでございますが、の、把握には、合併時の引き継ぎ資料、法務局の登記簿調査などの方法がございますが、法務局などの御協力をいただくことが不可欠であります。したがいまして、調査方法等につきまして法務局などと協議し、財産台帳の整理を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。  三点目の、昭和五十一年の建築確認の際、なぜチェックができなかったかという御質問でございますが、建築確認の合議は、道路管理の適正と道路幅員の確認が主な目的であります。昭和五十一年当時の建築確認申請書類の範囲内で、当該土地をチェックすることは難しい状況であったと思われます。現在は建築確認申請の際、公図を添付するなどの改善が図られております。そういうようなチェック体制をしいておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。    〔「議長、三十七番」と呼ぶ者あり〕 69: ◯副議長(矢島清久君) 三十七番、船戸 清君。    〔船戸 清君登壇〕 70: ◯三十七番(船戸 清君) それぞれ御答弁をいただきましたので、若干再質問と御意見を申し上げたいと思います。  まず、環境美化条例についてでありますが、この環境問題というのは今まさに地球規模で判断をする時代です。したがって、もう自治体がその原点であるし、出発点である、こう言われておるわけですから、私は自治体の条例制定を訴えておるわけであります。私だけやなしに、多くの方もシンガポールに行かれた経験がおありだと思うんですが、あの都市へ行って、それこそごみをほかるということができない、そのきれいさなんですねえ。まだ日本や岐阜やなんかは、ほかることを何ともその苦にならぬ環境ですねえ。向こうはほかろうと思っても、きれい過ぎてですねえ、良心というんですか、もう意識的にねえ、そういう行為が出ないと、そこまでいっておるんですね。これはまあ世界的にそういう都市でありますので、そこまでいかぬにしても、日本全体がそういう方向へ、そして岐阜市もそうあるべきだというのが私の願いであるし、いろんな方々の願いでもあるわけであります。  そこで、条例をつくりますと、やはりこれは岐阜市の条例でありますと、当然市の職員自体がですね、自分の市の条例で自分が捨てると、たばこのそれね、これやはりできないんですね。公務員意識が手伝いますし、当然自分は守ることでしょう。そして、家族もですねえ、うちの主人が役所へ勤めておるとねえ、うーん。もし、私が捨てたらお父さんにそのねえ、迷惑かかるいう、家族がやはりそのねえ、波及効果というんですか、精神的なそういう守らなきゃならぬと、条例を守らなきゃならぬ、こういう意識が高まるわけでありますから、ざっと五千人近くおられますか、市の職員、それを家族を含め、ねえ、置き直しますと一万数千人、多くの方々がですねえ、まず率先してきれいにしようということになるわけですから、これのさらに波及効果を考えますと、相当の効果が私はあるのではないか、こう思って条例制定をここ三回目に訴えておるわけでありますが、部長の、市民部長ですか、渡辺さんの答弁がちょっとわかりにくかったのか、聞き手が悪かったかしれませんが、もう少しわかりやすくですね、要は結論は制定をしてください、するべきだと、もう遅くない、まあ自治体はその方向ですよと、全国的にもね。いうことでその方向づけを今回御答弁願えないかということについて登壇を願ったんですが、そこらあたり、条例制定に向かって方向づけをされるのか、いや、また調査研究ということを言われておるのかという、そこだけですね、一遍、もう少し明快にお答えを願いたいと思います。  それから、二つ目に、斎場の名称変更でありますが、とにかく紛らわしいです。これはもう我々も何遍もいろいろな立場で斎場も行きますけどですね、本当に電報かける場合もですね、電車道をねえ、北へ入っていくときに、あのはい入り口から表示がですね、斎苑と斎場はい、立っとるです。これどっちやったって、はい入り口から戸惑うぐらいでね、非常に紛らわしいわけであります。どうかすると、人間思うとそう思ってまうわけですから、斎苑やった斎苑やった、なに反対の斎場の方へ行っとってですねえ、香典も出してまうことがあるわね、ほら。同姓で山本と、ごめんなさいね、山本さん見えない。そういう同姓のあんた、葬式やってみなさい、思い込みがあったらですねえ、これは斎苑の方や斎苑と。ところが斎場やったいう、ところが出してまった香典をねえ、ちょっと間違っておりましたのでお返し願います、これはちょっとねえ、礼儀に反しますからできない。そういうことは私は目に見えんけれども、あちこち起きておると思うんですね。ですから、いろいろ経過があったと思うんですが、変えることによってですね、大きな工事だとか、費用がかからない。御承知のように、現場そのものもですね、看板も建物に一面もないんですね、ありがたいかどうや知らぬ、ないんです。正面に石で、石のあれに彫刻にこう刻んだるだけですね、うん。表示してあるだけですから。だから、工事費もかからない、経費もかからない、条例改正をする程度でまあ解決をするわけなんですよ。だから、どういう名前が私はええかわかりません。これは十二分に御検討願って、きちっと市民なり関係者が混乱のないように、わかりやすい名称に変えていただきたい、こう思います。部長は、変更を含め検討したいと、こういうことでありますので、一遍早急にお考えを願いたいということをお願いを申し上げておきます。  それから、次に母子家庭等修学援助金でありますけれども、部長は、聞いておりますと、援助事業は金を出してもいけないような言い方をして、しられたんですがねえ、それ以上出したらおかしいという言い方。援助事業は異にするなんて言っておるんですがねえ、これはまあ後から申し上げてもいいんですが、これによって関、美濃市、美濃加茂市は払っとるんですよ、全額、ねえ、御承知のように。ほうっと、あれ、あそこ間違って払っておるんですか、あれ、この三市は。そんなことないですよ、払えるんですよ。だから三市は、関市、美濃市、美濃加茂市は全額払っておるんですよ。これははっきりしておるわけですが、いずれにいたしましても、母子家庭は大変ですよ。私も手前事で申しわけありませんけれども、中学二年のときに父親を亡くしました。ですから、母親が働きに出ます。妹がおります。ですから、妹の面倒を見なきゃならぬ。母親が帰って来て食事もつくらなきゃならぬいうことで、御飯をつくる、おかずを炊く、掃除、洗濯をする等々私もやってきたわけです。親子が一体になってですね、働かないと、母子家庭は大変なんですよ。私は残念ですから、そういう経済上で今なら何とかなったんですけれども、高校は行けなかった。中学でやめざるを得なかったんですが、本当に大変だと思うんですよ、母子家庭の御家庭は。  ところが、今回ですね、誕生日によって、運悪く十一月卒業まである人が出てくるんですね。そうするとですねえ、二十一万三千百八十円がその家庭は去年はもらったけど、ことしもらえなくなるんですよ、これ、二十一万。こういう家庭に二十数万円が入らないということは、大変なねえ、僕は家計に響くと思うんですよ、現実は。そういうことを考えると、ぜひ助けてやってもらいたい。もう切実に私は思うわけであります。そういう方々をこの予算でずうっと精読で聞きますと、相当の数がおられますが、全部今言うように払って、関、美濃、美濃加茂市のように全額払ったとしても、ざっと予算的に二千百万で済むんですね。でもという言い方は悪いかしらんけど、二千百万で済む。しかも、これは来年は法律が変わるんですよ。来年は法律が変わって、もう誕生日が来て、まだ学生であっても卒業するまでは払いましょうというふうにねえ、国は法律変わるんです、来年は。ですから、予算処置としてはことしだけでもう終わりなんですよ。来年も二千百万円計上するという必要はないわけ、岐阜市は、ないんですよ。ですから、一回だけで終わるんですから、しかも払うのがですね、九月と十二月に払うということらしいですね。そうすると、今議会に出された予算の不足分はですねえ、私が言っておる上積み分の一〇〇%する部分は、九月補正で二千百万をあれしていただければですねえ、今のやつを九月に払うです。後の分は、十二月分は九月補正でですね、払やですね、流れていくんですね、うん。いうことを考えると、何とかしてやってもらいたいなあ、こういうように思うわけであります。これは部長に言っておっても仕方がないので、市長に申しわけないけれども、お尋ねをするわけですけれども、少なくとも福祉レベルという言い方はおかしいかしらぬが、関、美濃市、美濃加茂市でやれるものがですね、岐阜市でできないと。ましてや県都岐阜市でできないという、三市には悪いかしらぬが、三市以下のレベルだと、岐阜市はと、と私は言われたくない。むしろ、それ以上のやはり福祉のレベルにあってほしい、こう思うんですけれども、市長率直な御意見をお伺いをしておきたいと思います。  四番目の質問ですが、長良川ハイツの経営状況、ぜひひとつ競争の激しい時代です。共食いじゃないけど、岐阜市がつくったまたコンベンションでまたお客取り合うんだからね、これも皮肉なもんだわね。いろいろな現象が起きるんですけど、タコの足を食い合いっこするわけだ。しかし、タコを食っておってもええ、タコが全部のうなっちゃったら、足がねえ、どうなるかいうと考えますと、大変ですから、タコはタコとして生きていただかなきゃならぬわけですから、どうも経営状況、利用者の流れを見るとだんだんだんだん減ってですねえ、この九年間に一六%も減っておる。要は人が使わなあかぬですよ。売り上げに幾ら上乗せしたって人が入らなきゃ。その利用者が減っておるいうことですね、大幅に。そういうことを考えますと、ぜひひとつ努力を重ねていただきまして、宣伝を十二分にしていただいて、サービスに努めていただきまして、四千五百万の赤字を埋めながら、なおかつ、ぜひひとつ赤字にさらにならないような御努力をしてもらいたいということを御要望を申し上げておきたいと思います。  次に、島土地区画整理事業でありますが、本当に長いんですねえ、もう二十三年、四年、五年てねえ、もう部長何人かわったんですか、そらもう。もうとにかくかわるのに事欠いて、どん、ほーん、これぐらい長い長いその事業はないです。それだけ市民が負担してきたんですね、税金で。職員の人件費その他ずうっとね、長けりゃ長いほどそれだけ市民負担が続いておるわけですから。それに引きかえて組合施行はですね、もう三分の一、四分の一の期間で終わっておるんですね。同じことをやっておりながら、期間だけ延びる、お役所がやるとねえ、僕はいつも言うんです。だから、市民が納得しないわけですから。もうひとつ解決してもらいたい、そう思うんですが、二軒だけ残っとるというですねえ、これはほかのこともおくれておる、いろいろな関係もあるんですが、要は結果的には二軒だけ残ったようですけれども、この一軒はつくという話です。それがそうだとしても、あと一軒といえどもですね、代執行せぬ限りは本換地できないわけですからね、そうすると清算にも入れないわけです。いわゆる終わらないわけです、事業がね。だから、代執行なんていうことは、こんなことやるべきじゃないですよ。やってちゃ、その抵抗が始まったら、さらに、さらに延びるからね。さらにさらにまた何年でもです。成田空港やないけどね、それは幾らでも延びるですよ、それじゃ。また、そんなことをやるべき性格やないです。あくまで円満に解決していただきたい。こう思うんですが、今なお、二十数年間つかないということは、よほどの理由だと思うんですね。つくものはついとるんですよ。二十数年間今なおつかぬというのは、よほどのネックがあると思うんですね。僕はわかりません、何が何やら。何かがあるはずだから、そういうことを考えるとまた延びるという危険を肌に感ずるわけですので、どうかひとつ真剣にその方とお話を願って、円満な御解決を図ってもらいたい。そしてさらに、市費の持ち出しによるような長期にまたさらに至らないような、最大の御配慮をお願いをしたいと思います。  それから、香蘭地区につきましては、これは先ほど申し上げたように、二回目の区画整理です。まあ考えられんですけどね、一回やった区画整理をまあ一遍かぶせてやっておるんだからなあ、この本荘の、香蘭地区区画整理は。しかし、いろいろな事情でやらざるを得なくやっておるんですが、どうかひとつ公共施行やとまた延びるというような批判を受けないように積極的に御努力を願いたいというふうに切望をする次第であります。これは要望にとどめておきます。  それから、次に七十一号議案でありますが、三点ばかり御質問をし、それぞれお答えを願ったわけであります。御承知のように、時効につきましては民法上は取得時効と消滅時効があることは御承知のとおりです。取得時効は所有権においては二十年間、所有の意思を持って他人の物を公然かつ平穏に占有をしておれば自分のものになると、二十年間ね。自分の意思で他人の物を所有する意思で占有をしておれば自分の物になる。すなわち、所有権が取得できるというふうに民法が規定をしております。たしか百六十二項でしたか、にあるわけであります。一方、消滅時効はわかりやすく申し上げると、飲み屋のツケがですね、一年間ほかっておくと、請求しないと請求権が消滅してしまって払わなくてもよいと。これは反対の消滅時効と言っておるんですが、この議案に出てきたのは、Oさんが、二十年間私は岐阜市の土地を自分の物にする意思で持っとった、占有しておったんやと。だから四十一年からやと。だから、もう私の物だと言って裁判やってきたわけですよ。事はそこなんですね。考えられないことが起きたわけであります。普通の私どもの個人、個人の民間の土地ならですねえ、そんなもん二十年以上全然人に使われておっても知らなかったいうことはあり得ないわけですね。それがあり得たわけであります。まさに、管理体制はどうなっておるか、こう思うわけであります。権利に眠れる者これを保護せず、これは大原則でありますが、権利に眠れる者が役所であったということですね、これ。だから、権利が主張せなくなってOさんに所有権が移ってしまうと、こういう現象が生ずるわけであります。それについて、十分に私は争ってくれと、争ったのかということを問いかけたけれども、一回目は口頭弁論やった。二回目からはい話し合いに入ってまっとるいうことですね。徹底的な争いがですねえ、やった形跡がどうも釈然としない。すなわち占有期間が本当に二十年間あったのかどうか。主張するよ、向こうは。そして、その岐阜市の土地が全部そうだったのか、一部やったのか、うーん。いろんな角度からそれをねえ、やってみたのかどうかいうことを、それぞれ担当者と突き合わせ、意見交換をしたんですが、そこらあたりが釈然としない部分が残っておることは事実であります。  同時に、その土地に三十七年に建てて、また、三十八年ですか、それから三回目にはですね、先ほど申し上げたように五十一年にまた家建てておるんです、その三遍目を、そこの位置にねえ、岐阜市の土地の上に。そこで建築確認が出たときに、土木管理課に合議が行くんです、役所の仕組みはね。そこで、その位置が岐阜市の土地かどうか、突き合わせやぴしゃっと出なきゃおかしいのですよ。ところが今までの答弁はですね、その当時はそんなことをどうにもやれなかったような言い回しなんですけれども、少なくとも土木管理課というものはそういうとこをやる課なんですね。確認出た位置が岐阜市の道路に乗っかるのか、公有地に関係をしとるのか、いわゆる正しい位置なのかどうかということを土地管理をするのがそれ所管です。ただ、それをやらないとすればですねえ、検査室に検査やらぬようなものだよ。これ検査室というのは検査やるから検査室というんだ。土木管理課がですね、回ってきた、建築課から来た場所をですね、これはいいのか、アウトかセーフかということを調べるのが土木管理課ですよ。そこで、五十一年のときに、ああ、ここは岐阜市の土地だということをチェックして発見しておればですねえ、ちょっと待ってくださいと、これは確認できませんと。むしろ建っとるやつはすぐ直ちに立ち退いてくださいと、撤去してくださいと、こう出なきゃ。そうしや、十年でしょう、四十一年からいっておるんだから、二十年で時効になるんだから、もう十年前だから時効は完成しない。だから和解もくそもへったくそもない、そういう議案が出てこないんですよ。そこで、初めてどく、どかんという市と、原告とOさんとの争いになってですねえ、こんな結末には絶対なり得ないというふうに私は思うわけです。そこらあたりが、その当時は管理課としてはどうもすかっとする答弁はなかったんですが、今は公図があってというような言い方をされましたけれども、ぜひひとつそこらあたりはですね、悪例になってですねえ、時効で争えば、すぐ時価の半額だか四分の一で岐阜市の財産がね、市民に移ってまうというようなね、そんな例をつくってまったら大変なことでありますから、ぜひひとつ今後十分慎重に対処をしてもらいたい。  そこで、同時にですねえ、私ちょっと総務部長にお尋ねをするんですけれども、公有財産規則に、ここに手元にあるですが、岐阜市の。精読のときにも申し上げたんですが、このやつは、この道路というのは、日置江村の村道を岐阜市に合併するときに廃道になったんですよ。だから普通財産に切りかわったんですよ。ですから、土木部に言わせると、所管は普通財産に切りかわったんやで我が方じゃないと。総務部なんやと、総務課に切りかわったから。総務部に言わせると、いや、まだ終わっとらへんのやで、仕事が、引き継いでまわんならんから、それはあなたの方でまだきちっとやってもらわなあかんと、処分は。普通財産、総務課ではありませんと、こう言っておられるんですね。両方がどうももたれ合いのようなふうなんですね。何となしにそうなんですよ。しかし、それでは困るわけですから、今回こういう二十年以上も知らなかったということはですね、一つは所管のもたれ合いの感覚がですね、その要因の一因になっておる、こういう気もせぬわけではないわけであります。ですから、もう少しすかっと、こういう場合は総務課、こういう場合は前の部だというふうに、きちっと比較的わかりやすく規則でうたうべきだと、こう思うんですが、そこらあたりがですね、この岐阜市公有財産規則にはですねえ、どうもいま一度なんです。  ところが、県の方を見ると、これは市よりもですよ、よりも、もうちょっと具体的に書いてあるんです、こういう場合は。例えば、「管理及び処分に関する事務で知事が指定するもの又は行政財産の用途廃止により生じた普通財産のうち総務部長に引き継ぐことを適当としないものの管理及び処分に関する事務で知事が指定するものは、当該部局長又は当該行政財産を所管していた部局長が行う。」こういうようにですね、この場合やと土木部でやってくれということを書いてあるわけですよ、わかりやすく。県の規則の方が市より、ええばっかりは限らぬけど、この場合はよくできとるわ、あーん。いうふうに思うんですが、この市の公有財産規則を補完する意味においてですね、改正をした方が私はよいと思うんですが、その御意思がおありかどうか、お尋ねをしたいと思います。  以上、再質問をいたします。
    71: ◯副議長(矢島清久君) 答弁求めますが、時間がございませんので、簡潔にお願いいたします。市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 72: ◯市長(浅野 勇君) 議員御指摘のように、母子家庭の経済的な負担というものは大変だろうと思うわけでございます。したがいまして、厳しい財政状況の中ではございますが、福祉施策を総合的に判断いたしまして、高校在学中の児童に対して、学費相当分を援助する福祉制度でございます。部長、説明申し上げましたように趣旨が違いますので、本年度こういった額にしたわけでございます。御理解いただきたいと思います。 73: ◯副議長(矢島清久君) 市民部長、渡辺浩造君。    〔私語する者あり〕    〔渡辺浩造君登壇〕 74: ◯市民部長(渡辺浩造君) 再質問にお答えいたします。  環境美化条例の制定が、ごみのポイ捨ての一つの歯どめになることは私も認識しております。一方、罰金等をつけました条例の適用は一面難しく、例えば強権で臨むよりも、人々のモラルに訴える行政の積み重ねも大切と思っております。現時点では、先ほど申し上げましたとおり、各種清掃活動を積極的に進める中で、その実効を上げるために条例の制定が必要であれば、すぐにそれに対応していかなければならないと思っておりますので、御理解願いたいと思います。 75: ◯副議長(矢島清久君) 総務部長、奥村元宥君。    〔奥村元宥君登壇〕 76: ◯総務部長(奥村元宥君) お答えを申し上げます。  公有財産規則第三条第四項のただし書きの規定に基づく内容が成文化されておらず、管理体制が徹底されていないということがありますので、各部が行う事業と密接に関連する普通財産等について、所管を明確にするため規則等の整備を行い、適正な管理に努めてまいりたいと考えています。  以上でございます。    〔「議長、三十七番」と呼ぶ者あり〕 77: ◯副議長(矢島清久君) 三十七番、船戸 清君。    〔船戸 清君登壇〕 78: ◯三十七番(船戸 清君) あと三分のようですので……市長、今の母子家庭における高校生の援助ですねえ、その趣旨とか名称を僕は言っておるんじゃないですよ、趣旨、名称がそぐわないと。要はそういう環境における母子家庭にはですねえ、そのくらいのお金は上げてもよいのではないかと。去年はもらったけど、ことしはなくなるよと、その理解ができないかという理解を言っておるんだ。その理解は関、美濃、美濃加茂市は理解をされて払っておるんやないかと。名称を変えようとか、名称がええか悪いという議論を私はしとるんじゃない。趣旨がええとか悪い──中身でお困りだから、三市は支給しとるんだから、岐阜市も支給できるはずなんだと。何にも違法でも何でもないんだというあなたの認識を僕は問うておるわけで、そういう認識になってもらえないですかと。  きのうから聞いておると、何やしらぬ、せっかく出した市長がやね、ふろ屋を初め、余り評判ええこと──冷たいような話ばっかお聞きするんだね、これ、聞いておっても耳ざわりでかなわん。ぜひひとつねえ、部長が答弁したから市長が立場上あれするというのもわからぬことはないけれども、いま一遍ね、その家庭の一員になったようなつもりでね、もう一遍真剣にねえ、九月までに期間ありますから、お考えを願いたい。これは強く御要望を申し上げておきます。  それから、市民部長なも、罰則がもちろんあるにこしたことない。どっちが効果があるか、ねえ。しかし、問題はつくるという、制度をつくるという考え方は、私は基本的にはねえ、もう取り入れるべきだと、こう思って思っとるんですよね。そして、もし理解が得れれれば、罰則までも含めた、それによって効果が上がることは間違いないんだからね。ただ、そのことの批判なり、後始末等々があるということはわかります。しかし、基本的には条例を制定するか否かについての是非については、私は制定すべきというお考えにもうなるべきだと、こういうようにお聞きしとるんです。その点だけ、じゃあ、まあ一遍お聞かせ願います。 79: ◯副議長(矢島清久君) 市民部長、渡辺浩造君。    〔渡辺浩造君登壇〕 80: ◯市民部長(渡辺浩造君) お答えいたします。  現時点では、いつ条例を制定するという予定は立てておりませんが、おっしゃるとおり、条例を制定するために何をしたら、どのようなことを盛り込んだらいいかということは、素案として今持っております。ただ、先ほど言いましたとおり、今の運動を展開する、見る中で、ここで条例をつくったらいいというときがありましたら、即、それはつくりたいと思っておりますので、御理解願いたいと思います。 81: ◯副議長(矢島清久君) 七番、藤沢昭男君。    〔藤沢昭男君登壇〕(拍手) 82: ◯七番(藤沢昭男君) お許しをいただきましたので、発言通告に基づき順次質問をさせていただきたいと思うわけでございます。  まず最初に、国際交流基金及び交流活動について、理事兼市長室長さん、そして教育長さんにお尋ねをいたします。  本市は国際コンベンション都市、国際ファッション都市を目指し、昭和五十三年二月にイタリア・フィレンツェ市と姉妹提携を実現したのを初め、中国・杭州市、ブラジル・カンピーナス市、アメリカ・シンシナティ市、そして五番目の都市として、オーストリア・ウィ-ン市のマイドリング区とこの三月に姉妹都市として調印が行われたのであります。二十一世紀に向け、教育、文化、産業、経済の面において活発な活動を展開していこうとするものであります。  本市におきましても、国際コンベンションホールの建設に着手され、平成七年七月の完成の予定となっております。市民の皆様も諸外国との交流に深い関心と大きな高まりを覚え、岐阜市の活性化にも大いに期待されるところであります。国際交流事業は行政のみならず、各界各層の市民団体の幅広い参加と協力のもと、公民一体となって実施され、あわせて国際化に対応できる町づくりと国際親善に寄与していかなければならないと思います。  そこで、平成三年四月に財団法人岐阜国際交流基金を設立され、基金の目標額は平成二年度から平成六年度末までの五カ年間に二億を積み立てる目標額と定め、うち一億円を市費で、また一億円を皆様からの御寄附であり、現在今議会の補正を合わせ一億八千五百四十二万となり、計画をやや下回るものの、およそ目標に達しているところであります。これも市民の御理解と御寄附に対し感謝申し上げ、行政の御努力に敬意を払うものであります。  交流基金は運用益、すなわち利息でございますが、この利子を事業資金に充当していくものであり、当初の計画は金利七%から八%を見込み、二億の運用益は一千五百万円ほどを見込まれていたのであります。近年の経済不況に対する金利の低下に伴い、現在二%前後の金利であり、運用益が大きく減少をし、今予想されるのは四百万ないし四百五十万の運用益にしかならないと思います。今後の活動計画に大きな支障を生ずるのではないかと思います。  参考までに、他都市の国際交流基金の設立、あるいは規模、目標額がありまして、参考資料を見せていただきますと、鹿児島市の国際交流基金は平成四年度のこれは目標でございますけれども、平成元年から平成四年当初でございますが、六億七千四百万になっております。あるいは倉敷市の国際交流基金も、大体五億の目標であるわけでございます。また、岡山も二億四千五百万、あるいはあと二、三申し上げますと、和歌山、これは三億で、和歌山市が三億でございます。姫路市二億六千、堺市が三億六千三百万と、このように大体同格都市、あるいはそれ以上の都市でございますが、三億とか四億、あるいは五億という目標基金を立てておるわけでございます。来年度より、この岐阜の国際交流基金の理事会等に諮られて、いよいよ運用されていくのでありますが、まずその点についての当初の計画より若干こう下回ったと、この点についての今後の計画、交流基金についてお伺いをしてまいりたいと思います。  また、二点目は、姉妹都市の活動及び交流の歩みを見てみますと、岐阜市が最初に提携したイタリアのフィレンツェ市はヨーロッパの三大ファッション都市の中心地であり、岐阜市のアパレル業界とのパイプを非常に強め、販路の開拓をされておられることは御承知のとおりであります。また、中国・杭州市はお隣の国であり、距離的にも近く、書画展、舞台芸能や技術研修生の受け入れ、あるいは薬学の共同研究等頻繁に行われております。アメリカのシンシナティも鵜飼公演、スポーツの交流が盛んであります。しかしながら、ここで申し上げたいのは、ブラジルのカンピーナスは日本から最も遠い国であり、頻繁に行き来が難しいことであります。そこで、せっかく姉妹都市を結んだのでありますが、遠い国であっても、その交流の手法が考えられるのではないかと思います。そして五番目の都市、ウィーン市マイドリング区は本年三月に調印を済ませたばかりであり、音楽の都ウィーン市との将来の交流の方法についてお伺いをいたします。  次に、教育長さんにお尋ねをいたしますが、国際交流は国際社会を迎える中で最も大切なことで、国際社会に対応できる人材の養成であり、これからの日本を背負って立つ児童生徒に期待するところが大であり、他都市の交流事業の概要を見てみましても、青少年の翼事業、語学講座の開設、外国人留学生に対する支援事業等、国際交流事業の柱となっているのであります。岐阜市におきましても、既に友好姉妹都市を結ぶフィレンツェ市、カンピーナス市など、岐阜市の小・中・高と友好を結び、写真、ビデオ、児童生徒の作品の交換、あるいは手紙の交換などがされております。また、国際理解協力推進校も指定され、岐阜市の委託を受け、実情や相手国の実態に応じ活動を続けておられます。そこで、マイドリング区と市内の小中学校との友好関係を結ぶようエールを送っておられるようですが、現在どのようになっておるのかお伺いをいたします。  次に、加納城址整備計画について教育長さんと都市計画部長さんにお尋ねします。  我が党からも、また南部自治連合会地域住民からも長年にわたり加納城址の整備促進について強く要望がなされているところであり、JR鉄道高架事業の完成も間近に控え、駅周辺の整備事業にも着手されることになり、南部の町づくりが進む中で欠くことのできないのが加納城址の整備計画であり、住民が深い関心を持つところであります。御承知のとおり、昭和五十八年十一月二十八日、国の史跡指定を受け、やがて十一年目を迎えようといたしております。昭和六十一年度には、市議会、地元自治連合会、文化財関係各団体の方々で史跡加納城址保存管理検討委員会が設置され、さらに昭和六十三年度からは史跡整備の専門家による史跡加納城址整備委員会が発足し、整備の方法が検討され、これらに基づき、南東側、堀の素掘り調査費五百八十七万七千円、南門前素掘り調査一千二百五十八万九千円等々、昨年までに六千二百三十九万五千円の調査費の実績があり、今後石垣の修復や堀の整備についての計画はどのようになっているのか。また、この際、堀跡にある二つの公共施設ですが、すなわち南青少年会館、南市民会館等の移転にも取り組まなければならないと思います。将来の整備計画などをどのような方向に進まれるのか、お伺いをいたします。  二点目は、都市計画部長さんですが、現在加納城址は石垣の中も開放され、加納公園とし、地域の皆様に大変親しまれているものの、文部省の所管であり、国の許可を受け使用しているのが現状であります。多くの市民より、もっと手を加え、美しい加納公園とし整備ができないものか。例えば、芝生の刈り込み、樹木が繁茂し、昼間でもうっそうとしている。この公園では、春には中山道まつり、子供フェスティバル等が開催され、この夏には南部の女性懇話会も予定されているところであり、国の史跡とはいえども、整備に制限があるのかお伺いをいたしたいと思います。  次に、農地の権利取得にかかわる下限面積について、農業委員会会長さんにお伺いをいたします。  岐阜市の耕地面積は平成五年でございますが、田が三千三百五十六ヘクタール、畑九百七十ヘクタール、樹園地──これはまあ果樹園もいろいろとありますが、樹園地二百十七ヘクタール、計四千五百四十三ヘクタールが岐阜市の今の耕地面積であるわけでございます。ちなみに農家戸数は専業農家が四百五十戸、第一種兼業農家が四百九戸、第二種兼業農家が七千三百五十五戸で、計八千二百十四戸であります。一ヘクタール未満の農家が七八・一%と小規模農家であり、そのうち五十アール未満の農家が五一・六%であります。農地法第三条第二項第五号に規定する下限面積は、岐阜市は五十アールであります。ここに資料がございますが、県下九十九市町村、知事が定める面積ということでございますが、二、三申し上げますと、下限面積五十アールの市は岐阜市、大垣市、高山市、関市、中津川市、羽島市等々五十二市町村、下限面積四十アールというのが各務原市、岐南町、笠松町、久瀬村等々で二十四市町村、下限面積三十アールが多治見市、美濃市、瑞浪市等々十七市町村、二十アールの所が土岐市、川島町、洞戸村等々六市町村、計九十九市町村と定められておるわけでございます。  岐阜市おいて、さきに述べましたように全農家の約半数の農家は下限面積以下であり、そこで本市においても近年公共事業の増加が著しく、公共用地に買収される農地も増加傾向にあり、それに伴い代替地を希望する農家も増加しているのが実態であり、下限面積以下の零細農家は代替地の取得ができないのであるのが現状であり、公共用地の買収を行う上において、障害となっております。近郊農業を守る立場からも、例えば、花卉、野菜等集約栽培により生産意欲のある農家を救済し、農地の保全をすることにも公共事業の円滑な推進を図るにも、この土地収用法の該当事業によれば、買収された農地の代替地が取得できず、下限面積の規定の適用から除外をしていただきたい、関係機関に強く働きかけてもらいたいと思います。  二点目は、農地のスプロール化の原因とし、分家住宅、農家住宅等の建築及び負債整理のための売却等が挙げられますが、これらは他に土地がなく、やむなく転用する場合がほとんどであり、これを防止し、優良農地を保全していくには、市街化区域も含め、集落周辺部の農地と交換し、転用することが有効な方法であるが、下限面積以下の場合は交換することが不可能であり、優良農地保全のための交換について下限面積の適用から除外する必要があると思いますが、この点についてもお伺いをいたします。  第一回の質問を終わらさせていただきます。(拍手) 83: ◯副議長(矢島清久君) 理事兼市長室長、加藤 学君。    〔加藤 学君登壇〕 84: ◯理事兼市長室長(加藤 学君) お答えをいたします。  国際交流基金の対象事業はそれぞれの市によって違っておりまして、一概に基金の多い、少ないということだけで判断することはできないと思います。すなわち、青少年の海外派遣や外国人留学生の支援事業などを基金の事業としてやっている所もありますが、本市ではそれらを市の事業として実施をしております。来年度から運用を始めます基金の事業は、市で行ってきました従来の事業に加えまして、主に民間の国際交流活動を支援しようとするものであります。  次に、御指摘のように、近時の金利水準の低下によりまして、基金の当初もくろみました果実を得ることは非常に困難であります。したがいまして、幅広い事業展開が難しくなってくるわけであります。しかし、円ベースでは少額でございましても、海外へ出れば相当な対外貨メリットを受けるわけでありますから、今後理事会において有効な使い方について相談をしてまいりたいと思います。  また、基金の増額等については、計画どおり一応の切りにしたいというふうに考えております。また、そのほか民間から従来と同じように資金の協力があれば、積極的に受け入れて進めてまいりたいと思います。  以上であります。 85: ◯副議長(矢島清久君) 教育長、後藤左右吉君。    〔後藤左右吉君登壇〕 86: ◯教育長後藤左右吉君) 御質問のウィーン市のマイドリング区との交流につきましてお答えを申し上げます。  御指摘のように、本年三月二十二日に姉妹提携をしたわけですけれども、その折、本市の白山小学校と向こうの小学校名はデッカガッセというんだそうですが、デッカガッセ小学校と友好提携を、それから長良中学校とヨハンホフマン中学校、ヨハンホフマン中学校と姉妹提携の確認をいたしております。  今後の交流内容は、まだ緒についたばかりですので計画段階でございますけれども、ほかの交流校のように作品、手紙等の交換だけではなしに、相手の地域が音楽のメッカですので、合唱テープの交換なども今アイデアとして浮かんでいるところでございます。そのほか、児童生徒及び教職員の交流なども、他と同じような形で進めてまいりたいというふうに考えております。  それから、二つ目の加納城址の整備につきましてでございます。  昭和六十三年度から整備のための基礎資料を得ることを目的としまして、堀跡などの試掘調査を進めてきております。とりあえず、堀跡の石垣の復元整備に取りかかれるよう今検討しているところであります。その一つとしまして、南市民会館、それから南青年会館の敷地以外の所の空堀の掘削、それから南門部分等の石垣の復元というような所を今考えているところであります。よろしくお願いいたします。 87: ◯副議長(矢島清久君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 88: ◯都市計画部長(林 正美君) 加納公園についてお答えいたします。  加納公園の本丸跡地につきましては、国の史跡に指定された後、整備計画が確定するまでは暫定的に市民の憩いの場として芝生広場の整備を行い、一般に開放されているところでありますが、史跡として指定されている関係から、構造物の設置等につきましては一定の制限があり、小規模の掘削にも許可が必要であります。管理につきましては、芝生の刈り込み、除草、清掃、樹木の害虫駆除等、通常の維持管理は行っておりますが、今後樹木も含め、さらに管理には万全を期してまいりたいと考えております。  以上でございます。 89: ◯副議長(矢島清久君) 農業委員会会長、上松 忍君。    〔上松 忍君登壇〕 90: ◯農業委員会会長(上松 忍君) 下限面積についてお答えいたします。  日本の農業は、現在農業従事者の高齢化と後継者・担い手不足の現状であります。遊休農地の増加や優良農地の荒廃化が懸念されております。その防止対策を含め、農業経営基盤整備促進法が昨年の八月に改正され、農地の流動化と大規模経営による合理化とコストの低減を図り、安定した農業経営を目指しているところでございます。  第一点目につきましては、公共用地に協力された方は個人の意思ではなく、大半がやむなく手放されるものでありまして、その代替地の取得については下限面積の適用除外をされるように、農業委員会といたしましても国、県に対し今までも何回も強く要望をいたしております。  第二点目でありますが、国民経済の発展も当然必要でありますが、農業委員会といたしましては優良農地を守ることが与えられた使命であり、特に農業生産性の高い市街化調整区域内の農地については、やむなく転用の事態に迫られた場合には、市街化区域内の土地あるいは集落周辺の土地と交換し、優良農地を保全いたすことが必要であります。しかしながら、農地法では下限面積の制限があり交換が不可能となっているため、この問題につきましても農業委員会の総意により、国、県に対しましても下限面積の適用除外をされ、また交換に関係する関係法令及び関連する税法の緩和につきましても要望いたしてまいったところでございます。今後もさらに強く要望を重ねていきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願いを申し上げます。    〔「議長、七番」と呼ぶ者あり〕 91: ◯副議長(矢島清久君) 七番、藤沢昭男君。    〔藤沢昭男君登壇〕 92: ◯七番(藤沢昭男君) それぞれ御答弁をいただきましたが、一点だけ再質問をさせていただき、あとは要望にとどめていきたいと思うわけでございますが、国際交流基金でございますが、先ほど各都市の実例も申し上げまして、おのおの国際交流基金のですね、積み立ての方法はまちまちであろうと思いますが、先ほどの御答弁の中で、およそ二億に達しようといたしておりますけれども、やはりこれからこれらの国際交流活動をしていく上において、なお一層ですね、交流基金を民間に協力を求めていきたい。また機会あるごとに積極的にPRし進めていきたい、こんなことの御回答でございましたし、あるいはこれから事業活動を展開するにおいて、いろいろと理事会等にも諮り運用をしていきたい、こんな御答弁でございましたが、やはり民間からですね、岐阜市の場合は市費負担半分、あるいは民間から半分をいただいて今日まできたわけでございますので、私はやはり民間にもちろん協力を呼びかけていくのも大切であろうと思いますが、今後やはり市の方からですねえ、何かこう市費も投入していく必要があるのではないかと思いますけれども、再度その辺のところ、何か余り、これで打ち切るような御回答でございましたけれども、何とかこれからもですねえ、そのようなことで御検討をいただけないか、もう一度お伺いをしてまいりたいと思います。  国際交流活動、あるいは教育長さんからも今度ウィーン市マイドリング区は白山小学校あるいは長良中学校、岐阜市との姉妹提携を結んだと、このように今おっしゃいました。やはりこれから次代を担う青少年に多くやはり海外へ出ていただき、国際化に向かうですね、人材を養成をしていただきたい、こんなことでこれからいろいろと、今まででも各都市と岐阜市が姉妹校をたくさん結んでおるわけでございますが、今後ともですね、そうした友好都市以外の児童生徒にも海外へ大いに行っていただき、国際性を身につけていただく、これがやはり今後の日本をしょって立つ子供たちに私は大いに見聞を広めていただきたいと。これから教育委員会といたしましても、御支援、そして学校に対するアドバイス等もお願いをしていきたいと、こんなふうに要望をいたします。  次に、加納城址の整備でありますが、これも今教育長さんがですね、これから堀の復元、石垣の修復等をですね、順次行っていくと、こういうような御発言の内容であったと思いますけれども、これも相当もう既に調査も六十三年ごろだったですか、重ねておられまして、地元といたしましてもこれからが本格的な復元作業に入ってくると思いますけれども、やはり今までせっかくここまで調査をされたのでありますから、復元に向けてですねえ、鋭意努力をしていただきたい、こんなことを思うわけでございます。  それから、南青年会館、市民会館におきましても、これも昭和四十二年に建設された建物でありまして、もう二十七年経過いたしておりますので、老朽化もひどく駐車場等々もございませんので、やはり南部での複合的な施設、こういうものもひとつお考えをいただいて、堀の復元と同時にこの二つの南青少年会館、南市民会館の早期解決に向けて御努力をいただきたいと、こんなふうに思っております。  それから、加納公園の整備でございますが、この加納公園の整備、いろいろと整備を行っておっていただきまして、その中でも制約があるということを思いますが、新聞でも御承知のとおり六月の十五日でございましたか、あの公園の中でリンチ事件がありました。これは夜中でございましたが、現在は昼間だけ開放し、夜中だけは閉じてありまして、中へ自由に出入りすることができないわけですが、どこからとなく入れる場所があるということを聞いておりますけれども、近々、都市計画あるいは公園課の方で中に入れないように厳重に施策を講じられたと伺っておりますが、やはりあのようなですね、リンチ事件が起きたということは、それだけ樹木がうっそうとしており、もう少し剪定が速やかに行われておればあのような事件もなかったのではないかなということも、今さら思うわけでございますし、またいろいろな市民が昼間寄りつきましても樹木が繁茂しておる。伐採等は国の許可が要りますし、あるいはたとえ素掘りをしようと思っても、なかなか許可が出ないということは伺っておるわけでございますが、それなりに整備の方法があるのではないかと、こんなことを思いまして、これも強く要望をいたしておきたいと思います。  それから、農業委員会の委員長さんの御答弁でございますが、かねてからこのような下限面積を適用除外してほしいと、こういうことは強く国、県に要望しておると、こういうことでございますが、これからも引き続きですね、ほんとに先ほど言いました岐阜市の農家は五十アール以下が五一%も占めておるということでございます。公共用地を取得し、そのほんとに意欲ある農家の人が農地を購入しようとしてもですねえ、今の下限面積に引っかかり買えないと、こういう状態でありますので、少なくともこうした公共事業等々にかかった場合、適用から除外していただくようにお願いを再度強く要望いたしまして、私の質問を終わらさせていただきたいと思います。 93: ◯副議長(矢島清久君) 理事兼市長室長、加藤 学君。    〔加藤 学君登壇〕 94: ◯理事兼市長室長(加藤 学君) 再質問にお答えをいたします。  国際交流事業といいましょうか、国際交流政策というのが、岐阜市も五十三年に始めましたものでありますけれども、やがて二十年になろうとしておるわけであります。今まで岐阜市は著名な都市とそういう交際をしてきて成果は上げてきたわけでありますけれども、これだけ時間あるいは年限がたちますと、その内容についても大分変わってきておると思います。それは、やはり市民レベルの交流にもっと重心を置かなければならないし、その状況もおのずからそういうふうになっていくように思っております。そういうときに、今までのような国際交流のやり方でいいのかどうかということを、やはり検討をしなければならない時期に来ておると思います。  国際交流基金を積み上げてきたのも、やはりそのようなシフトの一つではないかと思っておりますが、今後その内容につきましても、そのような今後の国際交流のあり方とあわせまして検討をする必要があると思いますので、今後研究をしていきたいと思います。 95: ◯副議長(矢島清久君) この際、暫時休憩いたします。  午後二時五十七分 休  憩           ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後三時四十七分 開  議 96: ◯議長中村武彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、念のため申し上げます。議会運営委員会において、定例会における質問(質疑)日の発言時間等に関する申し合わせ事項により、「テレビ放映時以外の質問時間は、答弁を除き一人四十分とする。」と決しておりますので、この趣旨を踏まえて発言するよう願います。  質疑並びに一般質問を続行いたします。二十七番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕(拍手)    〔私語する者多し〕 97: ◯二十七番(服部勝弘君) 無所属クラブの二番手として、五項目にわたりまして順を追ってお尋ねをいたします。  まず最初に、長良川メッセ事業等による他事業への影響につきまして市長にお尋ねをいたします。  岐阜市では、御承知のように、長良川メッセ事業など大型プロジェクト事業が行われておりますが、またその他今後いろいろと予定されておりますが、これら事業にはそれぞれ莫大な経費もかかり、その経済負担は重く市民にのしかかってくるわけであります。  ところで、こうした事業により市民生活にかかわる他事業への影響が懸念されるところであります。よく私ども市民からも老人福祉事業等の今年度の見直しなど、御承知のようにいろいろ議論されておりますが、例えば、敬老祝金の大幅な見直し、これもそういった影響ではないかというようなことも言われておりますし、まあそれは別といたしましても、そのほか土木関連事業に見られるようないろいろな問題、あるいは教育施設、例えば養護学校の高等部の建設の予定等、なかなかはっきりしていないわけでありますが、いずれにいたしましても、現在行われておる大型事業、あるいは今後行われる予定のあります大型事業等について、そのしわ寄せとして市民生活にかかわる身近な事業、あるいは民生費等についてしわ寄せが来るんではないかという市民サイドの懸念があるのは、御案内のとおりであります。  そこで、こういった市民生活にかかわる事業については縮小することなく、またカットすることなく、市民の要望に応じて積極的に取り組まれる必要があろうかと思います。  以上の観点から、大型事業による他事業への影響、あるいは市民の懸念に対してどのように対処しておられるか、対処していかれる予定であるか、市長にお尋ねをいたします。  次に、歴史的史跡の復元による観光開発という問題につきまして、経済部長にお尋ねをいたします。  岐阜市は、戦国時代の斎藤道三や織田信長といった武将にゆかりがありますし、これらに関する歴史的な史跡も多くありますが、必ずしもこうしたすばらしい史跡が保存されていなかったり、していないのが実態ではないかと思います。そこで、こうした由緒ある歴史的な遺産の保護と復元をし、もって岐阜市の観光開発に役立ててはどうかと思います。例えば、よく議論となっております加納城跡や鷺山城、あるいは金華山のかすみやぐらの復元、戦国武将のよろい・かぶとなどを展示する資料館の建設など、いろいろな方法はあろうかと思いますが、さらに三輪の真長寺にあります仏像や徳川将軍の位牌などについても保護し、あわせて観光ルートなどにして開発してはどうかということを思うわけであります。こういった点につきまして、歴史的な史跡の復元ということ、あるいは観光開発の問題について経済部長の所見をお伺いします。  次に、競輪場周辺の駐車場の有効利用につきまして総務部長にお尋ねをいたします。  岐阜競輪場は、御承知のように、昭和二十四年の九月二十五日に開催されまして今日に至っております。この競輪場には、来客者の皆さんの便宜を図るということで駐車場が確保されております。見てみますと、この駐車場は市有地が二万八千二十・五六平米で約千四百七十四台の駐車スペースであります。さらには、借地として借りておる面積が六万五千六百五十二・一八平方メートル、三千四百五十五台の収容スペース。同じく借地で二千二百三十五平米、これはバスの乗降場に利用されておりますが、合計しますと九万五千九百七・七四平米の面積で四千九百二十九台の駐車スペースとなっております。競輪開催日というのは、御承知のように大体年間七十二日ぐらいでございますので、大半は開催されていないのが実情であります。そこで、こういった駐車場用地の利用状況につきまして見てみますと、資料によりますと、例えば、平成五年の十月からことしの六月までにおけるこれら駐車場スペースのいわゆる競輪非開催日、競輪が開催されていないときの利用状況でありますが、ローラースケートなどに十件ほどで三十八名ほどの利用者、あるいはソフトボール、これも若干利用されておりますし、そしてテニスに五件、延べ二十一名、そのほか消防団の防災訓練とか、警備会社の警備訓練、自動車のチャリティーオークション、犬の展覧会、自動車の駐車場等々に合計二十六件というような利用状況であります。数字を見る限りにおいては、非常に利用状況が少ないというような実情ではないかと思います。
     そこで、せっかくのああいう市街地に近い広大なスペースがふだんほとんど空き地状態に放置されておるわけでありますので、何とか競輪開催日以外にこれら駐車場の有効利用をする必要があるんではないかと考えます。どうかひとつ、まあもっと市民にPRしていただきまして、各種イベントや行事に利用し、もって市の活性化に役立つような利用を考えてはどうかということを考えます。したがいまして、競輪場周辺の駐車場の有効利用につきまして、総務部長にお伺いをいたしておきたいと思います。  次に、市バスのネーミング等、いわゆるバス停の名称等について交通部長にお伺いをいたします。  現在、岐阜市営バスには、市内に二百十三カ所のバスの停留所がございます。その停留所の名称は、ほとんどが町名、地名とか、またはその付近にある施設名となっておるわけであります。わかりやすいと言えばそれまででありますが、それにしてもまあ変化もないというような感じもするわけであります。そこでこの際、発想の転換をし、岐阜市のイメージアップを図り、さらには市民の皆さんからも親しまれるような名称を考えたらどうかと思います。例えば、例えば鷺山地域にあるバス停のどこか一カ所を、御承知のように森田草平さんの生誕地でありますので、「森田草平」そういった名称を用いるとか、長良地区にあるバス停の一つ、どこかまたこれを戦国武将の一人であります「斎藤道三」という名称を用いるとか、岐阜公園長良橋付近のバス停のどこか一カ所をゆかりのあります「織田信長」とか「濃姫」あるいは「鮎」とか「鵜」といったような名称を用いるような、こういうような方法はとれないかということであります。    〔私語する者あり〕(笑声) ありがとうございます。実際にこういうような固有名詞を用いておる駅があるわけでありますね。これは岡山県の大原町というとこで、第三セクターで十二月に開通する予定のちとう鉄道というんですか、今有名な相撲力士の智ノ花の「智」、「頭」と書いて智頭鉄道。ここに開設する鉄道がですねえ、この地は剣豪宮本武蔵の生誕地というようなことで、それにあやかっていわゆる「宮本武蔵駅」、そういうのが開設されるというようなことが過日報道されておりましたが、岐阜市の歴史と名物、名産にちなんだような名称を用いるならば、岐阜市のイメージアップにもなると思いますし、また全国からも珍しいということで話題になるのではないでしょうか。さらに、バス停の上屋につきましても、例えば、岐阜市の伝統産業であります和傘をモチーフしたようなものなどを設置すれば、デザイン的にもセンスもいいということで、これもまた話題になるのではないかと思います。いろいろこのほか私案はありますが、とりあえず以上のことを踏まえまして、バス停の名称について一考されますよう要望し、あわせて交通部長の所見をお伺いいたしておきます。  最後に、金華山一帯の動植物の生態調査と自然保護という問題につきまして、農林部長にお尋ねをいたします。  金華山は言うまでもなく、私ども岐阜市民のシンボルであり、市街地にある植物、樹木等の天然の宝庫でもあります。その種類は数百にも及んでいるわけでありますし、四季折々の移り変わる風景は、いわば岐阜市民の心のふるさととして親しまれているところであります。ちなみにこの金華山周辺の鳥類とか昆虫類につきましては、御承知のこの地区は昭和二十八年に鳥獣保護区に指定されまして、専門家の話によりますと、七十種類以上の鳥類、昆虫がおるということが言われております。主なものを見てみますと、トビとかキジ、キジバト、セキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤマガラ、ムクドリ、オオタカ、このオオタカもよく見かけるんですが、これは実は絶滅の危機がある鳥ということで、国においても指定されている鳥であります。さらにはサンコウチョウ、三つの光の鳥と書きます、サンコウチョウ。これは渡り鳥のようでありますが。さらに、有名なギフチョウなどもおるようでありますが、最近なかなかこのギフチョウも見られないようになりました。こういったチョウ類がおるんですが。どうもいろいろ聞いてみますと、最近天然のリスが増加いたしまして、いわゆる小鳥の巣、卵などを襲って食べたりするというようなこともあってか、どうも年々そういった小鳥の数が減っているようだということも言われております。  また、金華山周辺の植物について見てみますと、これは実に七百種類以上もあるというすばらしい、これも植物の宝庫ではないかと思います。主なものといたしましては、御承知のように、岐阜市の木と言われておりますツブラジイでありますが、これは金華山国有林が全体約二十ヘクタールございますが、このうちの六〇%がいわゆるシイなどの常緑広葉樹でありまして、さらにその二割、二〇%がツブラジイだと言われております。このツブラジイを初め、アカマツとかヒノキ、アラカシ、コナラ、アベマキ、カズノキ、イズセンリョウ、アセビ、シシャンボ、モチツツジ、ネジキ、アカメモチ、サカキ、ヒサカキ、ソヨゴ、ツクバネ、ヒトツバ、セッコク、マンリョウ、カゴノキ、ヤブニッケイ、こういったものが代表的なものであろうかと思いますが、いずれにいたしましても、こういうものを含めまして七百種類以上があると言われております。  さらに、金華山は地質学上も貴重な資料があるようであります。いろいろな文献を見てみますと、大昔は金華山一帯は海であったということが言われております。それがいろいろな変化からああいう山になったわけでありますが、その金華山をつくっております地層、地層は岩石でありまして、これがチャートというかたい石であります。このチャートという石は昔は例えばかたい石ですので火打ち石として利用されたり、あるいは矢じりなどに使用されていたということでありますが、このチャートの終局はこういうようなあれですね、岩がぐっと収縮したような形でできているもの、これがチャートというんですが、御承知のように岩石も多いわけであります。これも地質学上、非常な貴重なものであるということが言われております。  以上申しましたように、あらゆる角度から見ましても、この金華山はすばらしい、私ども岐阜市民が誇りとするすばらしい山であります。それゆえに、このかけがえのない自然を守り、後の世に、後世に残すことは私どもの岐阜市民に課せられた責務であると考えるわけであります。したがいまして、この金華山一帯の動植物の生態調査と自然保護につきまして、今までどのように取り組まれておられたか。また、今後どのような方法を講じて対応していかれる予定であるか、農林部長にお伺いし、第一回目の質問を終わります。(拍手) 98: ◯議長中村武彦君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 99: ◯市長(浅野 勇君) 現在、大型事業として鉄道高架事業を初め、メッセの建設、北野阿原の最終処分場の建設、東部クリーンセンターなどに着手をいたしておるところでございますが、これら事業は都市の活性化、あるいは市民生活の安定確保の上からどうしても取り組んでいかなければならない事業でございます。議会の御理解を得ながら、現在鋭意取り組んでおるところでございます。  特に仮称・長良川国際会議場の建設につきましては、平成七年度中の完成を目指し、現在事業を進めておるところでございます。総事業費約百五十億円の大型事業でありますことから、他の行政サービスに極力影響を及ぼさないよう財源確保には意を用いてきたところであります。国の財政支援措置が講ぜられるリーディングプロジェクト事業の指定を受け、事業を実施しておるところでございます。このメッセこと長良川国際会議場は、岐阜から国の内外に向けて情報を発信し、岐阜の特性、知名度を高めることにより、人が動き、物が動き、かつ雇用の場をつくり出すなど、地域の活性化につながる施設になるものと考えておるところでございます。  一方、御指摘のように、市民生活の安定のために必要な都市基盤の整備、生活環境の整備、社会福祉の充実などにつきましても、可能な限り積極的な予算編成をしておるところでございます。御指摘のとおり、不況により税制が伸び悩む状況にあっては、特に限られた財源の効率的活用を図る上から、あらゆる事業について先例や慣習など、従来からの経緯にとらわれることなく、不急不要の事業などを積極的に見直し、時代に即した施策への切りかえに取り組んでいくために、昨年行政改革推進のための組織を設置し、不退転の決意で精力的に取り組んでおるところでございます。そして他事業に影響をさせないような努力をしてまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 100: ◯議長中村武彦君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 101: ◯経済部長(新井一弘君) 歴史的史跡の復元によります観光開発ということでございますが、現在岐阜市内には数多くの史跡や文化財がございまして、その保存、管理に努めておるところでございます。  そのうち加納城址につきましては、さきに答弁のありましたように整備を検討中でございますが、鷺山城址につきましては、史実を証明するものが少なくて、場所も特定できない状況にあるということでありまして、整備の予定はないというように聞いておりますが、こうしたことを踏まえまして、城址等がある程度整備されました際には、当然観光資源として開発、活用に努めていきたいというふうに考えます。  また、よろい・かぶとにつきましては、現在岐阜城と岐阜城資料館などに展示をいたしておりますが、昭和六十三年に加納城址に隣接した土地を加納資料館用地ということで取得しておるようでありますので、将来その土地の活用を検討する段階で考えてまいりたいというふうに思っております。  次に、御指摘の真長寺でございますが、ここには国の重要文化財でございます木造の座像や、徳川将軍家の歴代の位牌ですとか、あるいは石庭を模したすばらしい庭園を持っておられるわけでございますので、新しい観光ルートの中へ候補地として加えることを研究していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 102: ◯議長中村武彦君) 総務部長、奥村元宥君。    〔奥村元宥君登壇〕 103: ◯総務部長(奥村元宥君) お答えを申し上げます。  競輪非開催日におけます駐車場の利用状況につきましては、御質問者が申されましたようなスポーツ等で一般の方々や周辺住民の方々に利用していただいておるところでございます。競輪開催日におけます入場者につきましては、ウイークデーでは平均六千五百人、土曜、日曜、祭日は平均九千二百人、正月及び十二月の記念競輪ともなりますと約一万三千五百人の入場者があり、それに対応できる駐車場の確保が必要であります。そのうち借地の駐車場利用につきましては、契約当初の借用条件、施行上の整備等、地主の承諾が必要なことから困難な面もあろうかと考えております。  本来の利用目的であります競輪ファン用駐車場の確保に万全を図りつつ、日程上の制限もあろうかと存じますが、非開催日の駐車場の有効利用につきましては、市民の皆様方に利用していただけますよう、何らかの方法でPRに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 104: ◯議長中村武彦君) 交通部長、宇留野史朗君。    〔宇留野史朗君登壇〕 105: ◯交通部長(宇留野史朗君) お答えいたします。  バス停留所名を岐阜にゆかりのある名称に変更して、もっと岐阜市をPRすべきでないかと御提言でございますが、現在市営バスにおきましては、バス停名は利用客の皆様方にわかりやすいものとするため、原則として地名、町名、公共施設名、学校名、駅名などで表示することにいたしております。停留所名の変更は法的には認可事項ではなく、陸運支局へ届け出を行えば可能でございますが、たとえ一カ所のバス停名を変更いたすにいたしましても、現在使用していますバス路線図、車内案内放送テープ、行き先方向幕の変更等が必要となります。また、市営バスの単独路線におきましては可能でございますが、民営バスと競合するバス停留所につきましては、民営二社に協議をし、了承を得ることが必要でございます。また、バス停周辺の住民の方々にも御理解を願う必要も出てくるものと思われます。正式にバス停名を変更することは種々の問題点もございますので、サブタイトル名として表示できないかと考え、例えば現在私どもで実施している方式であります、三田洞線の北幼稚園前のバス停におきましては、サブ名称として北部事務所前、また鏡島市橋線の梅園町のバス停におきましては、市民病院北口と表示をいたしており、乗客の皆様にわかりやすいようにいたしているところでございます。そこで、例えば森田草平文学碑に一番近いバス停には鷺山白鷺町でありますので、サブ名称として「森田草平生誕の地」とすることなどが考えられ、「織田信長」「斎藤道三」についても、このような考え方でバス停のサブ名称について今後見直しを図り、私ども岐阜をPRすべく一翼を担っていきたいと考えております。  また、バス停の上屋につきましても大変結構な御提言でございますので、各部とも協議をいたし検討してみたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。 106: ◯議長中村武彦君) 農林部長、中尾義晃君。    〔中尾義晃君登壇〕 107: ◯農林部長(中尾義晃君) お答えいたします。  金華山一帯の動植物の生態につきましては、これまで国、県を主体に市も協力し、また民間も含めた種々の調査が行われております。これには国有林を含めた金華山山域全体を特に植物相に多様なものがあるとして、さらに百々ケ峯山域等を含めた県の緑地環境保全地域候補地調査や、国の岐阜営林局と県の教育委員会による金華山国有林森林植生調査などがあり、植物の群落別報告など、議員が言われましたとおり、ツブラジイ、アカマツ等七百十三種に及ぶ豊富な植物種が報告されております。  また、野鳥につきましては、県立岐阜北高校生物クラブによるものと、岐阜野鳥の会による調査もあり、これも議員が言われましたとおり、トビ、キジバト、ホオジロ、シジュウカラ等、六十七種類に及ぶ野鳥の生息を確認した報告がされております。  さらに、野生動物ではニホンリス、タイワンリス、イタチ等の生息が確認されております。このように既に金華山一帯は国有林を中心として、各種の動植物生態調査がそれぞれの専門家によって行われており、その調査結果は今後も十分活用できるものと考えられます。また、金華山一帯の国有林は全山保安林でありまして、立木の伐採や下草の採取及び開発等は制限され、最も厳しい植生保護がされており、周辺一帯の民有地も鳥獣保護法による鳥獣保護区や、都市計画法による風致地区にも指定され、それぞれの目的に沿った保護と保全が図られているところでございます。  次に、今後どのようにして保護していくかについてでございますが、昨日も事務助役、企画部長が答弁いたしましたように、自然環境全体につきましては、昨年環境基本法も制定され、市の責務も大きくなっておりますので、所管する部署の位置づけを明確にして、それらの中で対処すべき方針を検討したいと考えております。よろしく御理解くださいますようお願いいたします。    〔「議長、二十七番」と呼ぶ者あり〕 108: ◯議長中村武彦君) 二十七番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕 109: ◯二十七番(服部勝弘君) それぞれ御答弁いただきましたので、若干の要望を含めた再質問をいたしたいと思います。  長良川メッセ事業等にかかわる他事業への影響ということであります。いずれにいたしましても、こういった大きな事業もそれぞれの長期計画のもとにおいて計画され、またそれぞれ市民生活の分野で必要ということで選択されたことであります。しかし、膨大な予算を伴うわけでありますが、そういうことから考えますと、当然この現在の不況下において、厳しい財政上においてやはり何らかのそこに無理が生じてくることも事実であります。そういう結果として、市民生活に影響を及ぼすようなことがあってはならないということが特に大事でありますし、そういう観点からすれば、財政当局もいろいろ知恵絞って努力しておられることは評価いたしますが、そういう中で特に今不況の中にあって、民間企業がそれこそ厳しい、血のにじむようなリストラ、減量経営の努力をされておるわけであります。そういうことを思いますと、私どもを含めました、やっぱり役所も思い切った行財政改革を行うなど、市民の納得するような行政運営が当然必要であります。今後、議会改革、行財政改革、ひとつそういう点につきましても積極的に取り組んでいただく必要があろうかと思います。ぜひひとつお互いが英知を絞り、本音で議論をする中で、納税者である市民の皆さんが納得できるような行政運営にさらに一層の力を発揮していただきたい、そのことを要望いたしておきます。  それから、歴史、史跡等の復元による観光開発ということであります。  よくこの議場でも議論されておるところでありますが、幸いにしまして、岐阜市というのは非常に由緒ある史跡が多いわけでありますねえ。そういう点を私ども市民の一人として誇りに思い、またうれしく思うわけでありますが、一方観光開発という観点から見ますと、先ほども申し上げましたように、必ずしもこういったすばらしい史跡が知られていない部分もありますし、またあっても観光開発というような点について十分利用されていない部分もあります。そういう点から、この問題は各部署にかかわる問題でございますので、どうかひとつ今後各部署連携をとっていただきまして、どうかひとつ岐阜市のイメージアップのために、また、観光客誘致のためにもひとつ大いに利用していただくよう御検討をいただきたい、そのことを要望いたしておきます。  さらに、競輪場周辺の駐車場の有効利用であります。  非常に今後PRして、どしどし市民の皆さんに利用していただくというようなことで、前向きの答弁をいただきました。まあ結構かと思いますが、どうかひとつあれだけの敷地でありますので、ふだんほかっておきますと、例えばねえ、ごみ捨て場になったり、あるいはごみだけでなく自動車の廃車場というようなことになる場合があるんですねえ、先日もやっぱり北一色のある方が、怒って私の家に電話いただいたわけです。「何やな」と言ったら、「夜知らんうちにタイヤがどっさり、四トン車にいっぱい捨ててあるわな」で、    〔私語する者多し〕 そんなようなことがありましたので、関係者のとこへお願いして、調べれるものは調べて、ひとつ捨てた人を呼び出いて撤去してもらうようにということを言いましたが、調べられてもなかなかだれが捨てたかわからない。結果的には役所の方で処分をされたというようなことでありますが、やっぱりほかっておくと草も生えたり、ごみ捨て場になったりということで、そういう周りから苦情が来ることにもなりかねませんので、あいておるときには有効に利用していただいてですねえ、市民の皆さんに喜んでいただく、あるいはイベント等をやっていただいて市の活性化にもつながるように、さらにひとつ関係方面に働きしていただいて有効利用を講じていただきたいと思います。  さて、バス停の名前であります。新任の部長、非常に前向きに考えたいというような御答弁をいただきました。いわば、こういう歴史的な有名な武将の名前というのは、幸いにしてそれぞれ先ほど申し上げました武将さんは、岐阜市も由来もありますし、それに関係がありますので、まあひとつあやかるというわけでもございませんが、そういう名前をいろいろ各所に利用していただいて、市のイメージアップにつながればということを思うわけであります。言うなれば、そういう名前を使うというのは、これは専門的なことを私はわかりませんけど、意匠登録みたいなものじゃないかと思うんですねえ。織田信長という名称、これを岐阜市のバス停留所、あるいはほかの施設名にも使えるかどうか、そういう点も含めてですね、この点ひとつちょっとバスに限って交通部長にお尋ねしたんですが、ほかの施設もこういったようなネーミングが考えられないか、ちょっと突然の指名で申しわけないんですけど、市長の御見解を賜っておきたいと思います。    〔私語する者多し〕  信長さんというのは、御承知のようにイメージ等でよく御承知ですが、この間もちょっとある本を見て書いてみたんですが、こんなような顔ですね、これは、ねえ、一般に言われる織田信長。こういうとこへ、さっき言いましたように    〔私語する者あり〕 バスの停留所、ほんで下にバスの時刻表というもの、こういう名前だけでなしに、イラストみたいな、写真がええか、イラストがええか、今、例の鶴田一郎さんの有名なあれが、最近岐阜市も経済部あたりでPRされているんですけれども、ああいうような手法も含めまして、ひとつほかの施設にも大いに信長で売ると、岐阜の信長、信長の岐阜だというのでPRしていただいて、岐阜のイメージアップと観光客の誘致にひとつ大いに利用されたらということを思います。  さて、金華山一帯の動植物の生態調査と自然保護という問題であります。  よく引き合いに出すんですが、一番身近にあって見えないのが自分のまつげでありますねえ。私ども本当によくよく調べてみると、この金華山のすばらしさというのは、調べたり、聞けば聞くほど本当に泉から水がわき出るようにすばらしい自然のすばらしさというのがわかるんですが、しかし、毎日それを見て歩くと、その恩恵というのはやっぱり案外気がつかない場合も多いんですねえ。しかし、言うまでもなく、こういった自然というのはいろいろ社会の変化、交通事情等によって失われることはあっても、なかなか守り、維持するということは非常に難しいわけであります。そういう点におきまして、こういう問題はいわばここの議場でもいろいろ皆さんに議論されておりますし、いわば、古くて新しい問題かもわかりませんが、やはりこの自然があるうちにですね、いろいろな角度からそういう生態の調査をされましてですね、やっぱり記録に残すと同時に、失われる要因である部分については手を施して、失われないように現状、自然を維持できるように。特にこれ、動植物の生態というのは環境が変わりますと非常にすみにくくなります。したがって、現状を維持することすら難しくなる時代が来るかと思いますので、そうなってから手当てしても、いわゆる言葉は悪いですが、泥棒を見て縄をなっては遅いということになりますので、どうかひとつ今から各部局、農林部に限らず、きのうもいろいろありましたように、いろいろと関係機関に働きかけしていただいて、より一層の生態調査と、このすばらしい金華山一帯の動植物、自然の保護に行政挙げて取り組んでいただきますよう特にお願いを申し上げまして、質問を終わります。    〔私語する者多し〕 110: ◯議長中村武彦君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 111: ◯市長(浅野 勇君) 議員のいつも変わらぬすばらしいアイデア、(笑声)いろいろ御指導いただきましてありがとうございます。    〔私語する者多し〕(笑声)  バス停に限らず、何かほかのところへというようなことなんですが、いろんな箱物なんかの場合は、その目的があったりしてなかなかネーミングも難しいだろうと思うわけなんですが、ただ、まあ、いろんな町とかこの何々通りとかいうような所に、よくそういう固有名詞的なそういうものが使われたりしておると、こういうようなものによって特徴づけるということもあるんじゃないだろうかと思うんですが、例の「独眼竜政宗」のときに仙台へ行ったときに、山の中にこの、こういう大きい石があったら、これは梵天丸が腰をおろいた石やなんてって、ああいう歴史ではっきりしんようなものまで言うことはどうかと思うんですけれども、(笑声)    〔私語する者あり〕 何かそういうものが岐阜にもあるんじゃないかしらんということを思うわけでございますが、    〔私語する者あり〕 またいろんな機会にひとつ、またすぱらしいアイデアを御指示いただくとありがたいと思います。(笑声)よろしくお願いしたいと思います。    〔私語する者多し〕           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 延  会 112: ◯議長中村武彦君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 113: ◯議長中村武彦君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。  午後四時三十二分 延  会 岐阜市議会議長       中 村 武 彦 岐阜市議会副議長      矢 島 清 久 岐阜市議会議員       西 垣   勲 岐阜市議会議員       伊 藤 利 明 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. 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